未来のためにできること

 記録的な暑さが続き、ついには、地球沸騰化というワードも生まれた今年の夏。
 コロナ禍が過ぎ、しかしながら、コロナウィルスは次々に変異を遂げ、本当の終わりはなかなか見えない。
 自分たちがこれまで当たり前と思っていた現実が急スピードで目まぐるしく変化し、心身ともに限界を感じている人も多いのではないだろうか。
 そして、今の現実の延長線にある、予測不可能な未来を想像する時、それが夢と希望と安心で満たされることを願う時、必要とされるであろうことを考えた。エネルギー開発、福祉、そして教育の分野の変化と進展である。
 エネルギー開発については、今の日本の国土の特性を生かした、周囲の海洋資源を徹底的に調べ尽くすことを始めとし、石灰化した珊瑚礁の資源化や夏の湿度を利用したエネルギー資源開発、それらを、現役の学生を含めて研究していく。幸い、今の時代は、SNSというツールが発展しているから、幅広い層での議論や検証も可能であろう。入口を広げて、私のような素人でも議論に加えられるような仕組みが欲しい。
国籍や年齢、性差を超えた、フラットな場が必要だ。
 そして、そのような流れの中で、地球温暖化を招いた二酸化炭素(CO2)を永久にエネルギー化できる画期的なシステムが生み出されることを望む。
 2つ目の福祉の発展については、その前提として、これまでの資本主義経済の仕組みから変化した経済システムを求めたい。従来からの競争主義から富や財を取得する方法から、それを再分配することで新たな富や価値を生み出すような仕組みができないだろうか。例えば、富の再分配により、分配する側とされる側の両者がそれぞれ優遇されるような仕組みが。
 福祉分野を支える人達の待遇や地位の向上は、福祉分野全体の質の向上や発展のためには、実現されていなければならないものである。
 最後に教育について。これは、一言で言えば、予測不可能な未来を豊かに幸せに生きていくために、自分で考える力をつけるということ。得た情報の真偽を判断するにも、知識、知性が必要となる。教育を受けること、学ぶということは、いかなる状況下であっても、より良い方向へ向かうために、自分で考える力を養っていくことに他ならない、と私は思う。
 未来のためにできること、それは地球にいきとし生けるもの同士が、お互いに助け合い、支え合うことに尽きるのではないだろうか。

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