今日の一冊 メンタルが弱いあなたへ贈る心理学の本

人間関係心理学の権威、水島広子さんが教える「傷だらけの世界で自分を守る方法」

この本を読み進めるうちに、心がじんわりと癒されました。
もし、これらの内容をもっと早く知っていたなら、過酷な外部環境や人間関係から自分をもっと上手に守ることができたかもしれません。
ぜひ多くの方におすすめしたい一冊です。

■こんな方におすすめ

以下の項目に一つでも当てはまる方は、この本があなたにぴったりです。
もしかすると、すべてが自分のことのように感じるかもしれません。

  • 「さっきなぜあんな話をしてしまったのだろう?」と後悔し、反省してしまうことがある。

  • SNSに投稿した内容に友達が皮肉なコメントを残すと、一日中そのことが気になってしまう。

  • 上司に叱責されると、全ての仕事を投げ出したくなるほど気分が悪くなる。

  • 誰かのアドバイスを聞くと、気分が落ち込み、憂鬱になる。

  • 成功している友人の話を聞くと、不安が募る。

  • 他人が自分をどう思っているか、過度に気にしてしまう。

  • 大事なことを控えていると、非常に焦りや不安を感じる。

■本を通じて学んだ6つのポイント

1⃣ 自分に厳しくしすぎていませんか?
「自分が嫌われているのではないか」「どうせ失敗するんだ」と自分に厳しい言葉を投げかけていませんか? これは自虐のフィルターをかけている証拠です。自分の立場を他の人に置き換え、その人にかける言葉を紙に書いてみましょう。そうすることで、自分を責めるフィルターが少しずつ外れるかもしれません。

2⃣ ショックを受けたことを認めることが重要
一度受けたショックは、長く心に残ります。不安や憂鬱といった感情も「これはショックを受けたから生じたんだ」と認めてみましょう。そうすることで心が落ち着き、ショックも次第に和らいでいきます。この思考の転換は非常に強力で、それまでの複雑な思考も自然と頭の中から消えていくでしょう。

3⃣ 自分を否定されたと感じたときの反応は自然なもの
他人に否定されると不快に感じるのは当然です。この反応を「自分を守る自然な感情」として受け入れましょう。

4⃣ 物事がうまくいかないときは、自分に優しく接する
「我慢しなさい」という声をよく耳にしますが、それは最悪の選択です。我慢すると、さらに気になり続け、結果として二重の苦しみを味わうことになります。まずは自分に優しくすることが大切です。

5⃣ ありのままの自分と他人を受け入れることが大切
自分も他人もありのまま受け入れ、「今を生きる」という姿勢が、私たちが持っている力を最大限に引き出してくれます。自分を追い込むような目標から距離を置き、心の平和を新しい目標に設定してみましょう。この平和が、あなたの内に秘められた力を引き出し、自分自身を疲弊させるものから解放してくれるでしょう。

6⃣ ネガティブな感情を否定しない
ネガティブな感情が湧いたとき、それを否定せずに「何が起こったのか?」を観察しましょう。感情を引き起こした原因に対処することで、不安や恐れを乗り越えられます。不安は避けるべき感情ではなく、私たちを守るために存在する「センサー」であることを忘れないでください。

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