【書評#10】『プチクリ!』を読みました。
今日は岡田斗司夫さんの著作『プチクリ』をご紹介します。
プリクリ?なんの意味だろう、、。
これが最初の疑問です。
その後に、好き=才能!と一言があり、
この導入だけでもこの本に引き寄せられます。
その後、本の導入から最後まであっという間に読み終わり、自分がやっていることを納得したり、これからの時代にふさわしい内容が満載の本だなと心の中でスッキリしました。
タイトルからは想像もできなかった本と出会うのは久しぶりです。
では今日もよろしくお願いします。
1.はじめに
プリクリとはプロじゃないけど、楽しんで、自分からクリエイティブしている人です。
最高の言葉ですね!
本業の仕事とは別に何かを生み出して発表する人って憧れます。
ぜひとも後世に残してほしい言葉ですね。
ポートフォリオを作ることが注目されている中で、本業とは別に得意なものを発信できる能力って皆さん探していると思います。
そのヒントがこの本に書いてあります。
2.プチクリになるには?
私は日ごろから文章を書いていますので一応クリエイティブには当てはまりますが、岡田さんが言っているプチクリになるにはもっと積極的に友達や知り合いに発信しなければならないとも思いました。。。
本の中ではプチクリにならなければならない!と説教じみたことは一切言っていないので、そのあたりは優しい語りで諭してくれます。
岡田さんはプチクリは楽しい!と再三語っていますが、
そんなプチクリになるために私がポイントと思ったことをお伝えします。
①プロはつまらない
岡田さんはプロのクリエイターはつまらないと言っています。
皆さんも人気の漫画家が寝ないで作品を作っていたり、人気アーティストが殺人的なスケジュールをこなしているのは知っているでしょう。
ネットで職業の裏側が見れるようになりましたからね。
プロはヒット作を生み出さないと生き残れない。。
このストレスが尋常だと思います。
とても一般人には耐えられない。
逆にプチクリは楽しくて気楽。
売り上げや人気に左右されずに楽しく過ごせます。
②プチクリをみつけるポイント
岡田さんは、
・好きなこと、詳しいこと、得意なことがはっきりある
・そのジャンルを生かして活動をしている
・その活動は、誰か大勢の人に向けては発信されている
この3つがプチクリを見つけるヒントと教えてくれました。
私は理学療法士として運動の知識は持っていますし活動もしています。
ただし3つ目の大勢の人に向けて発信されているというのがまだまだ不十分です。
③才能=〇〇が好き
これはタイトルの内容そのままですね。
才能とは〇〇が好きと感じる心とのことです。
これが一番難しい。。ほとんどの人が〇〇が好きと感じることができないのではないでしょうか。
岡田さんはA4の紙に好きなこと、興味があることなどをどんどん書きなさいとアドバイスをしてくれています。
そのアドバイス通り書きまくってみましょう。
きっと何かが出てきます。
④表現できることを探す
岡田さんはA4の紙に出てきたものの中で表現できるものを探し、それを組み合わせて表現しなさいと教えてくれています。
この表現をするということからは逃げられないです。クリエイターなので、、。
表現の具体例として本の中では、語る、作る、歌う、描く、それを人に見せるというかなりハードルが高い活動となります。
しかし、岡田さんはこの『表現する』といったことに対してもアドバイスをくれています。
それは『のろける』ということです。
自分の子供って凄く好きですし、のろけるじゃないですか。
いくらでも子供のことは話せます。
それと同じような気持ちです。
のろけるぐらい何かに夢中になってみましょう。
⑤今すぐ〇〇と名乗る
『なりたい』と言っている時点では『今は違う』ということです。
私は小説家です、○〇の専門家です、と言い切る。
こんな感じでしょう。
言い切った時点で決意と責任が生まれますね。。。
いい加減なことが出来ないし、仕事の量も少ないと言い訳になってしまいます。
岡田さんが授業など聞いている暇があったら書けというのがわかります。
3.プチクリを読んで変わったこと
プチクリになってみると、物の見方がかわってきます。
漫画を見ていても、これを真似したい、ここを吸収したいと思うようになり、本を読んでみてもここの表現を使いたいと思うようになりました。
純粋に楽しむというより、すべてが勉強!と変化します。
4.まとめ
この本の最後は岡田さんのプチクリのエピソードが書かれてます。
岡田さんが大学中退してから現在まで『好き』を仕事にすることに関しての葛藤が書かれています。
そして好きを表現することの意味を最後に書かれています。
一言でいうと、『好きを表現し、それをバトンとして次の人に渡しましょう』です。
自分の為に発信することから人の役に立つ為に表現しようということです。
こんな大役をすることに比べたら自分の恥ずかしい気持ちなんて吹っ飛びますね。。
私も表現を頑張ります。
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