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サッカーが僕たちの距離を縮めてくれました3

何事もなくあの練習試合から月日は経ち…

俺の中学でのサッカー人生は終えていた
初戦…2-1で負けた

それからは半分で使ってたグラウンドを女子が1面使って練習するようになった。

○:はぁ…なんであそこ止められなかったかな…

いつも和と練習してる公園のブランコに座りボソッとつぶやいた

和:○○先輩

○:あぁ…和か
俺の中学サッカー人生は終わっちまった

和:…かっこよかったです///

○:勝たせてやれなかった
かっこわりぃよ

和:男子の分も頑張るから…
私にドライブシュートを教えて!

○:今から練習して覚えれるほど簡単じゃないよ

和:オーバーヘッドキックだって
○○先輩と練習しててできるようになった
頑張るから教えて!

その時だった

蓮:あれ和に○○

○:あっ蓮加おつかれ

蓮:そうだ○○に話があるんだ

和:じゃあ私は…

蓮:和も居てもいいよ

蓮加と○○の話が始まる

蓮:女子の顧問ってまったくサッカーを知らないじゃん?

○:まぁ…

蓮:○○に監督としてベンチに入って欲しいの

○:はぁ!?

和:○○先輩が…監督に…?

蓮:どうだろう?

○:でも…顧問にも話さないと

蓮:顧問には報告済みだよ
あとは○○の返事だけ!
それに1回戦は勝てたけどこの先には強豪もいる

○:わかった
やるよ!

蓮:○○ならやってくれると思ってたよ

和:○○先輩…
ずっと近くで見てくれるんだ

○:和には特別なシュートも教える
俺の全部を和に叩き込む
だから明日からの練習はハードだぞ!

和:頑張ります!

蓮:ほんとに○○は師匠みたいだよね

○:和のセンスの良さは俺以上だよ

そんな話をしてこの日は家に帰ってきた

次の日の部活の時間

蓮:集合!!!

部長である蓮加の掛け声で部員が集合する

顧:今日は次の試合から監督兼コーチとしてベンチに入ってもらう人を紹介するよ〜

彩:先生が監督するんじゃないのー?

顧:先生やるよりこの人にやってもらう方が確実だって蓮加が連れてきたの!

珠:へぇ〜

顧:じゃあ出てきて

顧問の後ろからひょっこり出てくる○○

○:まぁ次の試合というか今日から監督兼コーチとして頑張るのでよろしくお願いします

葉:○○くん?

和:○○先輩よろしくお願いします!

どうせ試合に出してもらえないと思ってる部員はどうでもいいと聞き流してる

○:一応言っておくが俺はこのままのスタメンで行こうとは思ってない

この発言を耳にした補欠部員は目を輝かせていた

蓮:じゃあ練習再開!

○:ちょっと待って蓮加

○○は耳打ちで蓮加に伝えた

蓮:和は別メニュー
他は練習に戻って!

和:私は…?

蓮:私と一緒に来て

部室に二人…

蓮:ユニフォーム出して

和:えっ…?

戸惑いながら和はユニフォームを蓮加に渡す

蓮:次の試合からは和はこのユニフォーム着るの

蓮加から渡されたのは背番号10…それとキャプテンマークだった

和:こんなの…受け取れません!
チームのエースでキャプテンは蓮加さんです

蓮:和が蓮加たち3年を優勝まで導いてくれる
ずっと○○が言ってた言葉なんだ

和:○○先輩が…?

蓮:そうだよ
それと今日から和は○○と練習ね
特別練習だってさ

和:絶対…優勝しましょう!

和はユニフォームをぎゅっと抱きしめて言った

蓮:じゃあ練習戻ろう!

和:はい!

和は部室を出て行った

すると入れ違いで○○が来る

蓮:○○…

○:ほんとに良かったのか?

蓮:優勝できるなら…悔いは無い

○:かっこいいな

蓮:だから○○もよろしくね

○:当たり前だろ

ここから和は地獄の練習が始まるのだった

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