さく姉と仲直りします…。
俺は和さんと一緒にさく姉の家に行くことに…
和:ちゃんと冷静になって話すんだよ?
〇:和さんがそう言うなら…
でも多分無理です
そんな話をしながら姉ちゃんの家の前まで来た
和:じゃあ連絡するね
この後すぐに姉ちゃんが出てくる
さ:入っていいよ
和:お邪魔します
〇:……
姉ちゃんを睨みつけて部屋に入る
さ:〇〇…どうしちゃったの?
〇:何が…?
別に姉ちゃんには関係ないだろ
さ:さくのこと嫌いなの?
〇:大嫌いだけどもういいかな?
和さんだって疲れてるんだ
姉ちゃんの道具じゃないんだよ
さ:ごめん…
和:さくらさん!
私は大丈夫ですから
〇〇くん謝りなさい!
〇:なんで俺が謝るの?
さ:もういいよ
こんなさくのことずっと好きって
言ってくれて嬉しかったよありがとうね
〇:別に…
さ:和ちゃんもわざわざありがとうね
これからは和ちゃんのこと
しっかり応援してあげてね
和:さくらさん……
〇:和さん帰ろう
バチン!
和さんにビンタされた
〇:痛えな
和:本当にいいの?
〇:いいよ
和:しっかり話もしてない
このままの関係のままで本当にいいの?
〇:和さんまで説教かよ…
さ:和ちゃんあんまり〇〇のこと怒らな…
和は遮って言う
和:さくらさんもそうやって
甘やかすからこうなるんですよ!
さ:ごめん…
〇:はぁ…
和:溜息したいのはこっちだよ!
〇:ごめん…
和:分かればいいよ
さ:なんか和ちゃんがお母さんみたい
〇:姉ちゃん…ごめん
俺の話を聞いてくれ…
さ:話してちゃんと聞くから
〇:俺…高校で嫌なことされてる
俺に近づいてくる奴はみんな姉ちゃん目当てで近づいてきて連絡先教えろとか言ってきて…
姉ちゃんは頷いてしっかり聞いてくれてる
〇:教えないと殴られたり蹴られたり
なんで俺がこんな目に……
ポツポツと目から涙が
さ:そうだったんだね…
〇〇は悪くないよ~
あんなに強く当たってたはずなのに優しく撫でてくれる姉ちゃん…
〇:うぅ…
大嫌いなんて嘘…
勝手に姉ちゃんを避けて
好きなのに……
和:素直になれたね
和も姉ちゃんと一緒に撫でてくれる
本当に子どもみたいだ
〇:2人とも……俺…
さ:ほらもう泣かない
和:そうだ
男だろ〜
〇:俺…高校どうしよう
和:〇〇なら大丈夫!
さ:高校は卒業するべき
〇:我慢して高校行くか…
和:毎日ご褒美あげるからね
〇:和さんからご褒美を貰えるなら頑張ろう
さ:どんなご褒美が貰えるかなぁ
和:うーん
その日の夜は一緒に寝れる券とか…///
〇:それは和さんが一緒に寝たいだけじゃ…?
和:そ、そんなことないし!
さ:ん?ちょっと待って
2人って…
〇:居候させてもらってる
和:違うでしょ
同棲でしょ
さ:和ちゃん…見つかったら大変だよ?
和:見つからないように気をつけます
〇:和さんがアイドルやめたら…
さ:ダメに決まってるでしょ!
和:えへへ
でも私〇〇くん大好きだから
やめてもいいかも
さ:和ちゃんまで…
〇:冗談だよ
これからは2人とも応援してるから
和:やったー
さ:いつも通りの〇〇に戻ってよかった
さく姉とも仲直りして和と同棲してることもバレてしまった〇〇でした。