サッカーが僕たちの距離を縮めてくれました4
和の練習は○○とまったく同じ練習メニューをこなすことだった
和:最初からキツくない…?
○:これぐらいしないとな新キャプテン
それと昨日教えたシュート練習してるか?
和:してるけどあとちょっとって感じ…
○:櫻坂中学との試合までに完成させれたらいいな
和:頑張るけど…
○:大丈夫だ
俺がついてんだから
外出を何周走っただろうか…
和:はぁはぁ…
○:ほらラスト1周だ
和:はい…
隣をずっと走る女の子…
横顔を見た時に改めて思った
俺ってこんなにかわいい子に慕われてサッカー教えてたんだな
和:○○先輩?
私の顔になにかついてます?
○:いや、なんでもないよ
和:なんだ私に惚れちゃったのかと思った
そんな言葉にドキドキしてしまう
○:そんなことはいいからシュート練習だよ
和:はーい
○○がドライブシュートを見せてくれた
見よう見まねでシュート練習をするが惜しい所まで来ていた
○:もうちょっとって所だな
シュート練習はここまで次はドリブル!
和:はい!
ドリブルでグラウンドを10周する
和:キツい…
○:休むな!
和:はい…
はぁはぁ
この後に体幹を鍛えるトレーニングもさせられる
これが毎日の和の練習メニュー
和:今日も疲れたぁ…
○:おつかれ
和:キツいけど頑張る
部活終了の挨拶
顧:今日もお疲れ様
明日からも頑張るように
○:あと今までスタメンだけで闘って来たと思うんだがこれからはそうじゃないメンバーも使って行こうと思う
ベンチに入れるメンバーにユニフォームを渡した
菅原咲月FW
清宮レイFW
賀喜遥香MF
田村真佑MF
川﨑桜DF
松尾美佑DF
梅澤美波GK
○:そんで明日から菅原も和と同じメニューをしてもらうね
咲:はい!
和:えぇ…2人きりじゃなくなるのか…
ボソッと吐き捨てた
その日の夜
風呂から出ると彼女かと言うくらいの着信が和から入っていた
○:こいつは彼女か…?
そんなことを思っているとまた電話が鳴った
○:また和かよ
電話に出ると…
和:やっと出た!
○:和…お前どんだけかけてんだよ
和:そんなのはどうでもいいの!
○:なんだよ…
和:明日からさっちゃんも一緒ってどういうこと?
○:はぁ…和はわかってると思ってたよ
ちょっと残念だわ
○○は電話を切った
和:あっ…
そう○○は強い…でも個人で強くてもサッカーは勝てないんだ。
○:和…わかってくれ
和についてこれる相棒が1人は必要なんだ
その頃…
和:わかってるのに…
でも2人きりで練習したくて…
明日ちゃんと謝ろ
とは思ったもののしっかりLINEで謝りの連絡を入れて眠った
そして次の日の練習
咲:よろしくお願いします!
○:よろしくね
じゃあ和と一緒にメニューこなして来てね
和:さっちゃん行こう!
外周走るよ
○○は蓮加たちの練習を見に行ってるみたいだ
咲:キツすぎる…
和:頑張って!
咲:このメニューこなしてるのえぐいね
和:○○先輩がこなしてるメニューなんだって
咲:やってたら上手くなる気がする!
外周が終わりシュート練習に入る時だった
○:菅原さんはシュート練習じゃなくてドリブルの練習しよう
咲:わかりました!
和:頑張ってね!
昨日同様に最後は2人とも体幹トレーニングして終わる
○:2人ともお疲れ様!
和:今日も疲れたぁ
咲:こんなメニュー毎日とかキツすぎる
○:毎日こなしてもらうよ
そして中学最強コンビになるんだ
咲:中学最強…響きかっこいい
チョロい咲月はやる気が上がったらしい
最後にみんなで集まる
顧:今日も練習お疲れ様でした
○:明日の練習は試合前日なのでなし
ミーティングはするので部室に集合です
解散!
ミーティングの時にスタメンを発表することになる