幼馴染は僕が鈍感すぎて困っています
俺には幼馴染がいる
そいつの名前は岩本蓮加
蓮加はかわいい
学校でも人気で
蓮加の周りにはいっぱい人がいる
蓮加は俺のことなんとも思ってないんだろうな…
そんな俺は朝起きて学校に向かう…
私は岩本蓮加
蓮加には幼馴染が居る
そいつはクソ鈍感すぎる…
蓮加は好きなんだけど…
○○はどうなんだろう…。
○:はぁ…
蓮:なにため息ついてんの?
○:なんでもないよ
蓮加にはどうせわからん
蓮:なにそれ…
蓮加はちょっと不機嫌になった
どうせ俺のことなんてどうも思ってないくせに
こんなことがあった日は学校の授業も長く感じる
昼休み…
蓮加は友達と楽しそうに話してるが…
俺は屋上で1人でお昼を食べる
○:はぁ…
いつもと違うのは隣に蓮加が居ないこと
そんなことを思っていると扉が開く
蓮:なんで1人で来ちゃうわけ?
○:蓮加は友達と楽しそうだったから
蓮:そっか
蓮加が悪かった…
○:いや、ごめん
蓮:ううん
蓮加もごめん
○:昼飯食べよ
蓮:うん!
2人で仲良く昼ご飯を食べる
蓮:○○は好きな人とか居る?
○:居るよ…
蓮:そうなんだ
応援してるよ
○:蓮加は?
蓮:居るよ
○:そうなのか…
俺も応援してるよ
蓮:ありがとう…
お互いの気持ちに蓋をしてしまう…
いつも一緒に居るそれが壊れるまではお互いの気持ちに気づけないんだと思う。
ある日の昼休み…
蓮加が告白されてるということを噂で聞いた
○:付き合ったのかな…
勝手に身体が屋上へと動いていた
すると屋上から出てくる蓮加と…
俺は何も言わずに下を向いて屋上へ
○:俺じゃダメだったのかな…
涙が溢れてくる
数週間後…
蓮加は学校に来なくなった…
そのまた数週間後…
俺はおかしいと思ってたが
思いもよらない噂を聞いてしまった
蓮加は別れたらしい
そして俺が1番腹を立てたのはもう彼女がいるということ…
○:蓮加…
俺は学校が終わるとすぐに蓮加の家に向かった
○:蓮加…出てくれ…
蓮:誰…?
○:蓮加!
俺は何も言わずに蓮加を抱きしめていた
蓮:○○…
○:バカがよ…
蓮:もう…蓮加ダメだ…
○:なにがだめなんだよ
蓮:蓮加はもう…
○:そんなの…俺が上書きしてやる!
蓮:……
○:それに…俺がもっと
はやく想いを伝えてたら
こんなことにはならなかった。
蓮:でもあんなのと
付き合っちゃったのは
蓮加だもん…
○:でもよかったよ
蓮加が無事で…
蓮:○○…
○:ほら外に出ようぜ
どうせ引きこもってたんだろ
蓮:う、うん…
2人はちょっと出かけることに
○:小さい時もよく一緒に来たよな
ここの駄菓子屋
蓮:そうだね
駄菓子屋に入ると…
懐かしい…おっちゃん俺たちのこと覚えてるかなとか考えてると。
「あれ?○○くんに蓮加ちゃん?
大きくなったね」
○:覚えててくれたんですね
蓮:もう高校生ですから
そんな話をしておっちゃんが
アイスをサービスしてくれた
外のベンチでアイスを食べる
蓮:美味しいね
○:おう
蓮:鼻にアイスついてるよ
この時、やっと蓮加が笑ってくれた
○:うわっまじか
急いで鼻を拭く○○
そしてアイスも食べ終わりゆっくり蓮加の家へと帰って行くうちに空は暗くなった
○:やっぱり蓮加が
隣にいてくれるだけで
日常が楽しく思える
蓮:蓮加もそう思う
そして蓮加の家の近くまで来るとなんか空気が重い
家の前でちゃんと告白しよう…
俺の人生には蓮加が必要なんだ
隣りに居てくれるのは
蓮加じゃなきゃダメだ
すぐに蓮加の家に着いてしまう…
蓮:今日はありがとう
またあしたね
蓮加が家に入ろうとすると…
○:蓮加!
蓮加が振り返ると…
○:俺には蓮加が必要だ
この先の人生でもそれは変わらない
蓮:うん…///
○:だから…!
これからはずっと!
俺の隣りにいて欲しい
俺と付き合ってください!
蓮:ほんとに…蓮加でいいの?
○:蓮加じゃなきゃダメなんだ…!
蓮:お願いします…!
蓮加が俺の方へ向かって走ってくる
向かってくる蓮加を受け止めると蓮加の勢いがすごすぎて俺は尻もちをついた。
○:蓮加は大丈夫?
蓮:大丈夫…だよ
ぎゅっと腰にまわされた
腕の力がちょっと強くなった気がした
○:蓮加かわいい
蓮:蓮加のこと好き?
○:当たり前だろ?
大好きだよ
この後お互い親に許可を貰って
学校は辞めて同棲することになった
○○は頑張って仕事をしている
蓮加は家事を…
そして数年後に蓮加のお腹に新しい生命が誕生するのはまた別のお話。