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喧嘩して倒れてた俺を...

ありがとう…感謝の言葉

こんな言葉…誰にも言ったことなかった

そんな俺が…

ドン!

男:てめぇどこ見て歩いてんだ!

〇:あ?
前向いて歩いてたけど
ぶつかってきたのアンタらだろ

男2:あ?
あんまり調子に乗るんじゃねぇぞ!

男3:クソガキが!

ドン!ガン!

〇:うぅ…

男:こんな奴ほっとけ行くぞ

男たちは去って行った

倒れた〇〇を横目で見てスルーして行く人混みの中に1人だけ…

み:君…大丈夫?

〇:んぅ…誰だ?

み:私?
私は渡辺みり愛
そんなことより病院行かないと

〇:こんなのほっときゃ治るよ…

俺はみり愛の手を払い除ける

み:うるさい
病院行くの!

〇:ちょっと待て
お前は俺のなんだ…

み:いいから…ね?

俺は不覚にも可愛いと思ってしまった

〇:わ、わかったよ…

み:起きれる?

起き上がろうとすると身体に激痛が走る

〇:痛い…

み:大丈夫?
救急車呼ぶ?

〇:大丈…

意識が遠くなり倒れる

み:ちょっと?
大丈夫?

みり愛すぐに救急車を呼ぶ


すぐに病院に運ばれた

み:大丈夫かな…?

みり愛は処置を受ける〇〇を待つ

処置が終わり病室に案内される

全然目を覚まさない〇〇

み:寝顔は可愛いのに
あんなにやんちゃなんだね

看:ごめんなさい
もし起きたらあんまり動かないようにとお伝えください

看護師さんは頭を下げて病室を出る

少し時間が経つと…

〇:うぅ…

み:ちょっとあんまり動かないで!

〇:ここどこ?

み:病院だよ

み:いろんなとこの骨が折れてるからあんまり動くなって言ってたよ

〇:迷惑かけちまったよな

み:当たり前のことしただけだよ

〇:なぁ…連絡先教えてくれない?

み:いいよ

LINE交換をした

〇:多分かなり入院するようだよね

み:すごい怪我だからね

〇:暇な時とか連絡してもいいかな?

み:うん
暇な時は返すよ

〇:ありがとう

みり愛は帰った

俺はあんまり動かずに過ごす

腕を動かすのもかなりの激痛…

ご飯は看護師さんに口まで運んでもらう

口までご飯を運んでくれるのが渡辺さんだったらななんて考えながら食べる…

なぜだか渡辺さんのことが頭から離れない

これが恋というものなのかもしれない

夕飯を終えたあと渡辺さんにLINEをする

〇📱:明日も来てくれますか?

するとすぐに返信がくる

み📱:うん
お昼ぐらいに行くね

この返信の後はありがとうと返して終わった

そして次の日の朝

朝食を運んできた看護師に起こされる

文句を言いながら朝食を食べ終える

そしてお昼…病室の扉が開く

み:やっほー

〇:渡辺さん
来てくれてありがとう

み:気にしないで〜

すると看護師が昼飯を持ってくる

昼食を置いて病室を出ていく

〇:あっ…

み:しょうがない
食べさせてあげる

〇:えっ?
えっと…ありがとう

〇〇は顔を赤くする

渡辺さんが口に運んでくれるご飯は朝食べたご飯よりも数倍美味しく感じる

〇:あのさ…

み:ん?

〇:俺…渡辺さんが助けてくれなかったら死んでたかもなって思って

み:これからは自分の身体…大事にした方がいいよ

〇:その…助けてくれてありがとう

み:ふふっ
当然のことしただけだよ

〇:俺とお付き合いしてくれませんか?

み:え?

〇:やっぱり無理だよね

〇〇は笑いながら言う

み:ううん
いいよ!

〇:ほんとに?

み:うん!
私も〇〇くんのこと好きだよ
助けてよかった

〇:本当に…ありがとう…

俺の頬には涙が伝う

ありがとう…感謝の言葉

そして今は結婚して2人で子供を育てています

あの時、みり愛が助けてくれなかったら…

俺にはこんなに明るい未来はなかっただろう

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