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ギャルをやめて好きな人に振り向いてもらうお話

僕はクラスの中でも窓際端っこの席で外を見てるだけの陰キャ

隣の席はギャル…?
休み時間はうるさいが授業中は他のギャルとは違い勉強をしっかりしている

女:珠美ちゃんと勉強してんの?

珠:一応ね

女:勉強とか意味ないっしょ
てか今日カラオケ行かね〜?

女2:いいね
テスト前にテンションぶち上げるっしょ

珠:あっごめん
今日は無理…

女:えぇ?
ノリ悪くない?

女2:最近さたまちゃんおかしいっしょ

珠:ほんとにごめん
テスト終わったら遊ぼ!

女:もういいよ
行こう!

2人は席に戻った

珠:珍しいと思った?

初めて声をかけられた

変わらず無視を続ける

珠:ねぇ無視しないでよ

○:僕は君が好きじゃない
話しかけないでくれ

珠:どうして…?
珠美がギャルだから?

○:そうだよ

珠:じゃあ…ギャルやめたら話してくれる?

○:やめられないでしょ

僕はまた窓から外を見る

この日から何やら隣の様子がおかしい

ギャルのお友達たちが全然珠美の所に来ない
僕は頭を働かせる

昨日話しかけてきた
そして珠美は1人になった
ギャルをやめたら?なんて聞いてきた

今日は僕から話しかけてみよう…

○:阪口さん

珠:なに?

○:いや、いつものお友達とか来ないからどうしたのかなって

珠:なんか付き合い悪いから絡むの辞めるって

○:そうなんだ
そんな簡単に切れる縁だったんだね

珠:まぁ…好きな人に振り向いてもらえるチャンスかもしれないし

○:好きな人か振り向いてもらえるといいな

気づいてないんだ…珠美が好きなのは…
すごく陰キャだけど誰にでも優しくて
先生とかが困ってると率先して手伝いをしたり
そんな○○くんが好きなんだよ。

珠:うん
振り向かせるから

○:応援してる!

珠:今日のお昼
屋上で一緒に食べよ?

○:わかったよ

屋上…立ち入り禁止
バレなきゃいいと思った

昼休みに2人で屋上…
お弁当を食べる

珠美はなんか緊張してるみたいだった

珠:○○は好きな人とかいないの?

○:いないかな

珠:いないんだ

○:まぁこの学校…ギャルばかりだし
でも阪口さんって美人だよね
とは前から思ってた

珠:美人…///

お弁当を食べ終え屋上から景色を見てる時だった

珠:あのさ…

○:ん?

珠:珠美の好きな人なんだけどさ

○:めっちゃ気になる

珠:○○くん
珠美は○○くんが好きなの…
ダメ…かな?

○:ダメじゃないよ
嬉しいよ

珠:じゃあ付き合ってください!
勉強もいっぱい教えて欲しい…

○:よろしく阪口さん
勉強ならいつでも聞いてよ

そんなこんなで付き合うことになった
そして珠美のテストの点数が倍以上に上がったのは言うまでもない。

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