ボクっ娘なクラスメイト
俺の名前は〇〇高校1年生だ
そして俺の隣の席の奴は伊藤理々杏っていうんだけど一人称がボクなんだよ
しかも顔はめっちゃ可愛い
それでボクっ娘めっちゃ可愛いんだよ
まぁごちゃごちゃ言ってても始まらないからストーリーを進めよう。
〇:おはよう〜
理:おはよう
笑顔で返してくれる
〇:理々杏さんはいつも朝早く来てるよね?
理:あ〜ボクは確かに早く来てるかも
楽しく話していると周りの男子たちが…
「お前は女だろなんだよボクって」
大笑いしながらしかも理々杏さんに聞こえるぐらいの大きさで言うんだ…
理:……っ
理々杏は俯いてしまった
〇:理々杏さん大丈夫?
理:もうボクと話さない方がいいよ
〇〇くんも友達できなくなっちゃうよ?
〇:いいよ
理々杏さんが友達になってくれれば
理:……
理々杏は何も言わずに教室を出て行ってしまった
〇:女の子がボクって言っちゃ行けないのか…?
その一言だけを言って教室を出た
〇:理々杏さん待って!
理:なんで着いてくるの?
〇:心配だから…
理:どうせ〇〇くんもボクっ娘が珍しくて…
そんな言葉はお構い無し…
気づけば俺は理々杏を抱き締めていた
理:〇〇…くん…///
〇:これでもそう思う…?
理々杏は静かに首を横に振った
これから2人は一緒に居ることが多くなった
昼休みは2人で屋上へ
授業でのペアワークは2人で
移動教室も2人で移動することが多くなった
噂はすぐに広まった
2人が付き合ってるっていう噂だ
だがこれもただの噂だ
現実ではただの友達
今のままの関係を保ちたいんだ
理:変な噂が広まっちゃったね
〇:そうだな
俺はべつに気にしてないけど
理:ボクたち少し距離を置こう
〇:なんでだ?
理:ボクがそうしたいから
ちょっと今日の理々杏は暗い気がした
数週間…距離を置いたのはいいがやっぱり理々杏が心配で…そして俺は見てしまった体育館裏で理々杏が倒れてるのを…
〇:理々杏!?
理:んぅ…ボク…こんな所で寝てた
〇:大丈夫か?
なんでこんな所で倒れてたんだ?
理:なんでもないよ?
〇:そっか…
あれだけ一緒に居たのに頼られないことが悲しい理々杏は俺のこと友達ともなんとも思ってないのかな?
そして数日後…俺はまた体育館裏へ
女:毎日さぁ逃げないでいじめられに来て偉いね
男:本当にそれな
男2:〇〇くんには手を出さないで〜とかな
こんなの聞かされたら助けたくなるよ…
男が吹っ飛んで行った
男2:あっ?なんだ?
女:〇〇…くん
〇:おい…何してんだよ?
女:これは…違うの!
4人で遊んでたんだよ
〇:なんで理々杏だけこんなに汚れてるんだ?
理:〇〇くんいいから
教室戻って?
〇:ふざけんなよ!
もっと頼ってくれよ
友達だろ…俺たち
理:…………
〇:戻れって言うなら見なかったことにして戻る
助けて欲しいなら叫べ!!
理:…〇〇…助けて!!!
〇:わかった
おめぇら覚悟しろよ
殴り合いを続けると男たちは勝てないのがわかったのか逃げて言ってしまった
女:覚えてなさいよ
女も走って行った
〇:大丈夫か?
理:ずっと苦しかった…
学校なんて行きたくなかった…
ボクはずっと……んっ///
いい切る前に唇が重なった
〇:俺も苦しかったよ
好きな人に頼って貰えない
これからはもっと頼って欲しい
ぎゅっと理々杏を抱きしめる
理:本当にありがとう
ボクもっと〇〇を頼るよ
もう一度ふたりは唇を重ねた
こんなことしてから言うのは恥ずかしいが…
想いは伝えた方がいいと思う。
〇:理々杏
理:ん?
〇:俺さ、入学式の日からずっと好きでした
付き合ってください!
理:もちろん!
笑顔が可愛い
これから俺はボクっ娘の理々杏をずっと守っていくよ。