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生徒手帳の顔写真で一目惚れしちゃった話

いつもと変わらない朝

俺はゆっくり通学路を歩いていた

いつも遅刻ギリギリで人と会わないのだが…

俺の横を走って行った女の子

女の子がなにかを落とした

その子は気づかないで走って行ってしまった

〇:あっ行っちゃった

女の子が落としたのは生徒手帳だった

〇:同じ学校だし届けるか…

生徒手帳を開くと賀喜遥香と顔写真が貼られていた

俺は学校に着くと教室に1回入りすぐに屋上へ

〇:やっぱり屋上って気持ちがいいな

屋上で横になっているといつの間にか寝てしまっていた。

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その頃遥香は…

女1:あんたほんとにキモイんだけど

遥:……

女2:黙っちゃってさぁ
口ないわけ?

遥:もう…どっか行って…

女3:連れてきたよ〜

拓:なんだよ〜
てかこんなこと手伝ってんの〇〇さんにバレたら俺がボコられるんだけど

女3:まぁまぁ
放課後なんでも言うこと聞くから

女3は笑いながら言う

拓:わかったよ

拓:で?
なんで黙ってんの?

遥:……

数秒後…授業開始のチャイムがなる

4人は急いで教室に戻った

遥:もう…嫌だ…

そして昼休み屋上では…

女3:ほら、死にたいんでしょ?
飛び降りなよ

拓:ほんとに…やるのか?

女1:当たり前でしょ

〇:騒がしいなぁ
何やってんだよ…。

〇〇は目を覚ましまわりを見渡す

〇:おい!
拓馬何してんだ!

拓:げっ!〇〇さん

〇:あれ…あっ!
朝の子じゃん

遥:えっ?

女1:てかいいから早く飛び降りろよ

〇:うっせぇな!
黙れよ!!

〇〇は睨みつける

〇〇は遥香の手を引いて屋上から出て行った

〇:大丈夫?

遥:う、うん…

遥香の目には涙が溜まっている

〇:あのさこれ

朝拾った生徒手帳を渡す

遥:ありがとう…

〇:生徒手帳の写真見て一目惚れしちゃった

遥:えっ?

〇:まぁいいや
なんでいじめられてんの?

遥:なんでだろうね…
全然分からないんだよね

〇:賀喜さんが可愛いから嫉妬じゃない?

遥:そうなのかな…
私…可愛くないよ?

〇:なぁ俺と付き合わないか?
俺…やんちゃしてるけどさそれでも良ければ

遥:私…自信ないけど…

〇:いや、俺は遥香を守りたい
ただそれだけなんだ。
一目惚れってはじめてで…

遥:逆に私でいいの?

〇:遥香がじゃなきゃダメなんだ

遥:じゃあ…よろしくお願いします。

〇:ホントに?
これからは絶対守るから!

遥:頼りにしてるね

遥:そろそろ昼休み終わっちゃう

〇:俺は屋上で寝てる

遥:私も!

〇:授業サボっていいのか?

遥:だってぇ…怖いんだもん

〇:やっぱり可愛いわ

遥:ありがとう

〇〇達が屋上に戻ると…

女1:戻ってきた
拓馬くん行ってきて!

拓:はいはい…

拓馬が遥香の前に立つ

〇:なに?
俺の彼女になんかすんの?

鋭い目付きで拓馬を睨みつける

拓:ご、ごめんなさい!

拓馬は走って屋上から出ていく

その後、女達も次々と屋上から出ていく

〇:邪魔な奴等は居なくなった!

遥:すごいんだね

〇:ただ怖いと思われてるだけだよ

遥香の顔が近づく

数秒後…唇が重なった

〇:……///

遥:助けてくれてありがとう

〇:遥香って結構積極的なんだね///

遥:ねぇ私の事好き?


〇:大好きだよ

〇:おやすみ

遥:寝ちゃうの?

〇:遥香も寝よ

遥:うーん
わかった寝よ!

2人は目を閉じた

屋上で寝る2人の手はぎゅっと握られていた

そしてこの日から2人で一緒にいることが多くなったからか遥香へのいじめはなくなった

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