サッカーが僕たちの距離を縮めてくれました最終回
ベンチに戻った和…
○:ごめん…和
昨日の菅原の言った通りだ
僕が怪我をさせて
今日は途中で交代させることになった
和:先輩のせいなんかじゃありません…
○:ううん
僕が最低だった
この試合負けたら僕のせいだよ
和:先輩…悔しい…
なんで私はこんな時に
1番大事な時にベンチで座ってるの…
○:くっ…
ベンチに座って涙を流す和を慰めることもできない…ずっと慕ってくれていた和の大事な試合をこんな形にしてしまった。
○:もう…負けだ…
和:…諦めちゃダメです
○○先輩のドリブルを受け継いだのは私だけじゃないきっと咲月がゲームメイクもしっかりしてくれます!
○:……。
和:○○先輩忘れてないですよね?
この試合に勝ったら…
○:覚えてるよ…
和:私が最後まで出てなかったからなしとかはずるいですからね?
○:あぁ…わかってる
試合は…
咲:私がどうにかしないと…
菜:抜かせないよ
咲:……
咲月ちゃんボールをキープ
蓮:咲月!
しっかりしなさい!
咲:はっ!?
蓮加さん!
蓮:まったく
さ:れんちゃん!
蓮:おさく!
蓮加ちゃんとさくらちゃん2人で上がっていく
蓮:邪魔だなぁ!
金:抜けると思う?
蓮:抜く!
葉:蓮加!
金:逃げるの?
蓮:っ!
葉月!
金:弱いねぇ
1年は真っ向から仕掛けてきたのに
蓮:うるさい!
葉:喰らえ…!!
ネオタイガードライブ!
陽:なっ!?
威力が上がってる
陽子ちゃん止められるか?
さ:まだまだだね〜
さくらちゃんこれは!?
さ:三色団子シュート
陽:この威力のシュートを分身させた…?
どれが本物なんだ…
菜:正源司!絶対止めて!
陽:右!
っ!ちがう!
真中であって…!
陽子ちゃん三角飛び!
そして分身したボール本物は左だ!
陽子ちゃんとどかない!ゴール!!
これで乃木坂中学逆転!
3-2です!
残り時間は2分!
○:逆転した!?
守れ!全力でこの1点を守るんだ!
選手たちにその声はしっかり聞こえた
日向坂中学も弱いわけじゃない…
菜:宮地!
す:はい!
す:藤嶌!
果:2人ともこれを決めるよ!
莉:もちろん
陽:絶対決める!
これは茉央ちゃん止めれるか?
トリプルサンアタックだ!
茉:エクスカリバー!
茉央ちゃんが押されている
茉:負けるかぁ!!!
茉央ちゃん弾いた!
ボールは…
菜:残念だったな
サンアタック!
松:やらせない!
菜緒ちゃんの方が少しはやい!
あ:私が止める!
あやめちゃん身体に当ててボールを弾く!
金:小坂同点ゴールを決めて!
菜:ありがとう!
決める!サンアタック!
彩:くぅちゃん!
美:わかってる
菜緒ちゃんのシュートをツインシュートでブロックだが…
美:ヤバいかも…
彩:なんで弱音吐いてるのよ!
桜:2人ともナイスブロックだよ
桜ちゃんが2人の足を蹴ってカバーに入る
ボールはコートの外に弾かれ…ゲーム終了
ゴール付近ではあやめちゃんと茉央ちゃんが起き上がれないで居た
咲:茉央!あやめさん!
茉:大丈夫だよ
少し休めば…
あ:私も…
○○は安心でため息を漏らす
この後表彰式などを終わらせて学校に帰ってきた
○:みんな優勝おめでとう!
咲:やったね!
和:みんな頑張った結果だね
蓮:ほんとにみんなのおかげだね
最後に優勝できて本当によかった!
さ:ほんとによかった
そしてこの数日後
顧問の先生の奢りで焼肉屋さんで優勝祝い
その焼肉屋さんの帰りだった
和:少しいつもの公園に寄って行きませんか?
○:いいよ
2人でブランコに乗る
○:優勝したなぁ
和:そうですね
○○先輩!
○:ん?
和:約束覚えてますか?
○:覚えてるよ
和:じゃあ…
○○先輩ずっと好きでした!
付き合ってください…
━━━━━━━━━━━━━━━
あれから俺は大学生になった
もちろん彼女のサッカーの練習を付き合うのももちろんの日々だったんだ
無事に和は中学3年間優勝という見事な結果を残した
和:全部○○のおかげだよ
○:何言ってんの
和が努力したからだよ
和:○○は優しいね
いつもありがとう
○:おう!
僕の自慢の彼女だよ
サッカーが僕たちの距離を縮めてくれて無事に師匠と弟子という関係から彼氏彼女という関係になれました。