サッカーが僕たちの距離を縮めてくれました6
○:それじゃ練習試合始めるぞ〜
この掛け声と共にキックオフ
先行は和チーム
和がボールを持って上がる
○:和には俺がつくからあとは頼む
和:なんで...
○:その方が練習になるだろ
軽々とボールを取られてしまう和
和:あっ...ごめん!
彩:くぅちゃん!
止めるよ!
美:もちろん!
○:かかってこい!
○○くんが彩ちゃん美空ちゃんに向かって走っていく!
彩・美:行け〜
ダブルスライド!
これは反則ギリギリだ。
○○くん吹き飛ばされる
○:2人で練習させた甲斐があったね
彩:和!頼むよ!
和:任せて!
和ちゃん1人で上がっていくのか?
理:行かせないよ!
和:さっちゃん!
咲:和!
これは中学最強コンビ
2人であっという間にゴール前まで上がった!
男2:行かせねぇぞ!
強力なスライディング
和:蓮加さん!
和ちゃん蓮加ちゃんにパスだ
蓮:くらえ!
レモネードスカッシュ!
しゅわしゅわと弾けそうなボールがゴールへ一直線
梅:止めてみせる
ツナミウォール
綺麗な波の壁がゴールの前に立ち塞がる
レモネードスカッシュがツナミウォールをぶち抜いてゴールネットを揺らした
蓮:よっし!
1点目!!!
梅:ごめんなさい...
○:気にすんな
次1点取るぞ!!!
遥香ちゃんがボールを持って上がる
遥:私だってドリブルできるんだから...!
さ:かっきー行かせないよ
遥:さくちゃん...
これはさくちゃん遥香ちゃんが競り合う
遥香ちゃんがさくちゃんを抜いた!
そこへ和ちゃんがカバーに入り○○くんがフリーだ
遥:○○さん!
○:賀喜ナイスドリブルだったぞ!
○○くんはパスをもらって上がっていく
美空ちゃん彩ちゃん珠美ちゃん次々と抜いていき
○:行くぞ五百城!
こいつがドライブシュートの応用
スライダーシュートだ!
茉:このシュートなら止められる!
これは茉央ちゃん横っ飛び!
これは止めたか?ん?
キャッチする直前にボールの軌道が変化した!
右端に鋭く決まった〜!!!
茉:なんなんもう!
○:まだまだだな
笑顔でそういい自分の陣地に戻る○○
蓮加ちゃんがボールを持って試合再開
蓮:美空ちゃん!
おっとこれは蓮加ちゃん後ろにボールを戻した
美:彩行くよ!
彩:くぅちゃんこそ
ちゃんとついてきてね
これは彩ちゃん美空ちゃんだ!
乃木中MFコンビとでも言いましょうか
どんどん相手を抜いて行くと...
○:これ以上は行かせねぇぞ!
彩:やるよくぅちゃん!
美:任せて!
彩・美:ツインシュート!!!
ツインシュートだ!
これはこの前の試合より威力が上がっている
梅:次こそは止める!
ツナミウォール!!
波の勢いでシュートの威力が弱まり止まった
梅:あやめちゃんよろしく
あ:はい!
あやめちゃんドリブルで上がり
あ:かっきー!
遥:ナイス!
遥香はパスをもらったあと囲まれてしまった
男1:こっちによこせ!
遥:お願いします!
男1:よっしゃ上がるぞ!
前から蓮加が...
蓮:止める!
男1:こりゃもらいだ
男1は真後ろにパス...
○:ナイスだ
くらえ!
ドライブシュートだぁ!!!
茉:くっ...
茉央ちゃん動けない!
ドライブシュートはゴールに突き刺さる
2-1で前半終了
茉央は悩んでいた...
茉:技も使えない私がスタメンでいいのだろうか...
ベンチに座る茉央の元に向かう○○
○:何悩んでる?
茉:○○さんには..わかんないですよ
○:なんで俺が五百城をスタメンで使ってるかわかるか?
茉:わからないです...
○:五百城は今は技が使えないかもしれないけど僕は今後の五百城に期待してるんだよ
茉:茉央も技が使えるようになりますかね...
○:五百城はこの試合中に覚醒する
そのための練習試合だからね
それとキーパーは足も使っていいんだから
茉:それは当たり前です...
○:頑張れよ
五百城ならできるよ
手で止められなければ足を使え
茉:もう...わかんないけど
頑張ります!
そして後半がスタートする