私はあなたが好きなのに…
私には好きな人がいる
同じクラスの○○くん
でも…話するとどうしても…
○:おっ和おはよう
和:おはよう
○:和って俺と話す時だけ無愛想だよなぁ
和:うるさいなぁ
はやく席行きなよ
こんな感じで無愛想だし当たりが強い…
○○くんに嫌われてるんだろうなぁ
アラームで目を覚まし学校に行く準備をする
私は早起きをして時間をかけて髪をセットしたりなど準備を終わらせて行く
和:○○くんに見てもらいたくてヘアアレンジしたりしてるけど…興味ないんだろうなぁ
ひとりごとを呟きながら朝ごはんを食べる毎日
学校へ向かう途中…
○:あれ和じゃん
和:は、話しかけるなよ
仲良いと思われるだろ
○:ごめん…
和:わかればいいよ
○:和は俺のことそんなに嫌い…?
和:別に嫌いとかじゃ…
○:ごめん…もう話しかけないから
○○は先に歩いて行ってしまった
和:やっちゃった…
○○くんのために毎日早く起きてヘアアレンジして…なにやってんだろ…私のバカ
咲:和~おはよう!
和:おはよう
咲:やっちゃったね~
後ろで見てたよ~
咲月がニヤニヤしながら言った
和:うるさい!
気にしてるのに…
もう話かけないって言われたし
もう終わりだ…
咲:○○くんかっこいいしね
でも噂では○○くんも好きな人いるらしい
和:その好きな人に好きな人がいればいいのに…
こんなこと願ってるなんて…悪魔だよね…
自分が素直になれないから悪いのに……
その日の放課後
○:屋上に来てくださいか
○○は屋上へ
○:呼び出してどうしたの?
女:その…好きです!
付き合ってください
○:ごめんね
俺さ好きな人いるんだ
言い残して○○は屋上を後にした
お風呂にも入って寝る前
和は咲月と電話していた
和:はぁ…
咲:そんな落ち込んでる和に悲報
和:悲報…?
咲:そう!
しかも相当ヘコむと思う
和:聞きたくない…
咲:じゃあ言わないでおこうかな
和:でもすごい気になる!
咲:聞いて後悔しないでね?
和:うん!
咲:○○くんが今日の放課後に
屋上で告白されたらしいよ
和:えっ…
咲:落ち込まないでね
次の恋を探そう
和:あ〜…ほんとに私ってバカだ
この日は眠った…
アラームで起きる
なんだろ身体がだるい
和:今日は休もうかな…
和は学校を休むことにした
その頃学校では…
咲:今日は和が休みか
○:菅原さんちょっといいかな?
咲:ん?
どうしたの?
○:その…和のこと知りたくて…///
咲:ふーん
でも告白されたんじゃないの~?
○:それなら…断ったよ
好きな人がいるからって言って
咲:てことは…
○:う、うん…
でも和にもさ仲良くしてると思われるから喋りかけるなとか言われちゃって
咲:そうなんだ
○:今日休みだし…
熱とかかな…
咲:大丈夫だと思うよ
放課後一緒に行ってみる?
○:いいかな?
咲:じゃあ放課後!
○:うん
そんなこんなで放課後に和の家に行くことに
和の家では
和:○○くんに彼女ができたか…
はぁ…なんでだよぉ……
ベッドでひとりごとを吐く
するとインターホンが鳴る
和:誰よ…
ドアを開けると
咲:和!なに休んでんのよ~
和:体調悪くてね…
そして出てくる
声も顔も聞きたくも見たくもない…
○:大丈夫かよ…
これ…食べてくれ
○○はコンビニで買ったプリンやアイスなどを渡した
和:別に買って来なくたっていいのに
○:ごめん勝手なことして…
咲:和!素直になりなよ
和:……うるさいな!
私にお金使うなら
彼女に使ってあげればいいでしょ!
○:俺…彼女なんていないよ?
和:えっ?
咲:告白は断ったらしい
和:なんで…?
○:好きな人がいたから…
でもその人は俺のこと大嫌いでさ
仲良いと思われるから喋りかけるなとか…
和:……!?
○:キツい言葉をかけられる度に俺は泣きそうになりながらも笑顔で対応してた…
咲:ほら飛び込んじゃえ
咲月はボソッといい和の背中を押した
○○はそれを受け止めて…
ぎゅっと抱き締めた
○:俺は和が好きなんだ…
和:……
○:俺と付き合ってくれないか?
和:そんなの無理でしょ…
○:やっぱりダメか…?
和:違くて…!
私じゃなきゃ無理ってこと!
咲:ほんとに素直じゃないんだから
○:和…好きだ!
もう一度ぎゅっと抱きしめ言った
咲そろそろ私は帰りますねぇ
咲月は帰った
和:…いままでごめんね
○:こうやって付き合えたからいいよ
和:ありがとう
和はぎゅっと○○を抱きしめた
○:それより中に入ろ
あんまり外でてるのも身体によくないだろ
和:大丈夫だよ
体調悪くないから
○:えっ?
和:まぁ中に入ってアイスとか食べよ
○:おう!
ソファに座り買ってきたものを食べる
和:美味しい
○:そうだな
横顔すごく綺麗だな
彼女…なんだよな。
和:あんまり見られると恥ずかしい///
○:ご、ごめん
次の日から私も元気に学校に行った
登校時は○○の手を握って楽しく話しながら
こんな日がいつまでも続けばいいな
私の好きな○○が彼氏になってくれました。