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筒井康隆の家族八景

今や電車に乗るとなると、他の乗客は10人居たら8人はスマホを見ている。覗いてみるとゲームであったり動画であったりサブスクドラマだったり。
スティーブ・ジョブズが世の中を変えてしまった。この手のひらサイズの機械のせいで旧来型のデスクトップパソコンから革命を起こし人の生き方まで変えてしまう。

わたしが学生の頃は、スマホなんて無いしましてや携帯電話も無い。付き合ってた彼女の家に電話するにも必ず御父兄が出たし取り次いでもらうなんて時代。今の若者には考えられないと思う。

それで、大学への通学には阪急電車片道40分のあいだは文庫本を必ず持ち込んで読んでいた。今ならKindle的な奴だろう。ひたすら活字を読み漁った。渡辺純一の小説・心臓移植から始まって医療小説にどっぷりハマってしまう。
ああ、こんな世界あったんだと。今からでも医者になれるかなと本気で思ったぐらいだ。

それから、大学に入ってからすっかりひとりぼっちになってしまったからかどんどん深みに、当時ブックオフ的な古本屋さんで100円で文庫本はあった。太宰治、夏目漱石、赤川次郎、松本清張、連城三紀彦などなど

いま、筒井康隆の家族八景を読み返している。
本当これは面白いよ。

今日は60歳の誕生日の翌日の休養日にしている日。あえて何の予定も入れていない。
昨日はいっぱい祝ってもらった。息子から長生きしてねってLINE。涙が出た。

そんな平和な朝。幸せってこうゆう事なんだと思う。

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