表面処理には膜厚があるのだよ
そんなコウノイケさんは、やっぱりバカなのである。加工品のSS材のベアリングハウス(ベアリングが入る部品)のベアリング外径40に対し40H6の公差の図面を描く。この部品の表面処理をタフトライドの指示がしてある。
この部品は2工程で、角ものを基準面出してからフライス盤で加工。穴も正確にφ40H6公差。ベアリングを入れるからちゃんとしたハメあいにしなければならない。
次工程の表面処理はタフトライドの指示。
彼はアホだからタフトライドの膜厚がどれだけか知らない。だいたい表面に15ミクロンほど付く。材料内部にも15ミクロン程度浸潤する。
部品が仕上がって組立に渡してみたら「ベアリングが入りません」と。当たり前だ。
コウノイケさんは図面指示がφ40H6ならば、表面処理した後の寸法でなければならないと言い出す始末。加工屋A社から表面処理B社へ行く。加工屋A社は表面処理B社の連絡をとりちゃんと素材寸法をなぜ調節しないのかと。
彼のアホさ加減は、神さまレベルなんだと思う。A社は自工程で完結する。B社も与えられた素材に表面処理を行う。A社にとっては次にどこに行こうかなんて知らない。自社で完結して納品し終了する。
彼は不具合だと大騒ぎ。A社のNGだと騒ぎ出す。なにも悪くないA社さんから苦情が来た。おたくの設計はいったいどうなってるのか?こんな事教育しないのか?と。この中堅設計者を指摘する。それ以前にわれわれT社全体がアホ会社かと思われる事態になる。
これ以外でも数社から、おたくの設計はこんな事も知らんのか?とご指摘される。図面から見積もり受注して儲ける外注さんからしたら関わりたくない会社なんだ。