ガンが転移しているという
妻のガン手術が終わって髪の毛は元に戻って定期検診を受け続けて3年経った2018年。通院の検診はほぼ毎月で大きな検査は3ヶ月毎。ちゃんとした検査設備のある大病院となる。詳細はわからないが断層画像とかMRIとかCTとか。
何かの造影剤を注射で入れて画像を撮影するものがある。ほぼ全身を見ることができる。
その結果が分かった。首の第四頸骨にゴマ粒状の黒点が3つある。これがどうやら癌のようだった。転移である。
あまりの小ささに何か違うものかもしれないと疑ったのだがお医者さんが言うので間違いないだろう。これからも経過を観察していきましょうねと仰った。
乳がんに多い症状でリンパ節炎がある。大きなリンパ節は両脇の下、そこから全身へとリンパ液が流れている。
リンパ液は、体の恒常性(ホメオスタシス)や免疫システムの維持において重要な役割を果たしている血液とは異なる液体であり血管から組織に漏れ出た水分やタンパク質をリンパ管が吸収し、再び血液循環に戻します。これにより体液のバランスが保たれるとの事。
それはさておき、今後の治療としては化学療法と放射線などの方法があるとのこと。それに加えて、最近ではその方面の研究はとても進んでいていろいろな治療法が開発されている。新薬のお試し評価に応募してみるとか。臨床試験とかもあるとかなんとか。
まだまだいろんな手はあるので頑張って乗り切りましょうとか。あまり緊迫感を感じないようにお話しされているのだろう。
主治医のT先生から提案があった。
T先生のお弟子さんの先生が乳腺の開業医をしているのでそちらへ転院したらどうかと。ここより近いし待ち時間も短いしっていう事だった。