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設計変えて不具合作って知らん顔

また別件で不具合が起きてクレームが来る。
回転パルス読み取りに樹脂製センサーのホルダーがあってその部品は板金で全体を挟んでネジで締めてある。そのセンサーが割れていくのだ。最近特に頻繁に発生している。

先日の設計のマツトモは、だいぶ年下なのだがタメではなす。

センサーメーカーの樹脂材料を変更したからだ。と、また根拠なく決めつけ調査依頼が来た。発生した時期からして何かの変化点があると推測してメーカーに確認する。

材質はPBTであった。まともな普通の材料。材料を変えたか?と聞いても変えてないと。そんな危ないことしませんよ。まあそうだ。

マツトモに伝えたら、お客様が使用する油剤や添加剤に変化があったのか?と。調べたらそんな事実は無い。

設計変更履歴を見たら、ホルダー形状をこのタイミングで変えたようだ。設計変更はマツトモがやっとる。ホルダーの材料を短くして誤動作を防ぐために変えたと。

変えたことにより樹脂センサーの挟む面積が半分になりその分面圧が倍になる。同じトルクでネジを締めると圧がかかり油剤にまみれて経時変化でクラックが入ることがわかった。

これを伝えると、顔を真っ赤にして怒り出した。何で組立でトルク管理しないんかと。
いやいや、それを指示するのは設計やろ。品証では設計変更の事実まで知らないし、トルク管理の指定もしない。

ほんとアホを相手していて疲れる。
その調査で、恒温槽で油剤につけたり、お客様のところへ調査に行ったりどんだけ労力を使ったか。

仕事を終えてもなんだかスッキリしないのだ。だんだん嫌になってきた。

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