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彼のAV鑑賞ルールは決まっている
そんなキムラ君だが、彼には趣味なんてない。強いて言うならゲームと自慰かな?車とかバイクとかも興味がない。でもアダルト動画は大好きだ。依頼があれば評論家になっても良い。こういう系の動画つくって公表してもよいが倫理上NGになるだろう。
彼が好きな動画は無修正ものだ。彼には一定のルールがあり、出演者男女は全裸に限る。変なコスプレも嫌いだし、セーラー服とかナース服とか中途半端に脱がせて絡まるのも嫌いだ。あと巨乳が好き。彼の基準はDカップ以上で25歳以上に限るのだ。髪は長めでタトゥーは無しでなければいけない。男優は若くて男前で巨根でなければいけない。
そんな厳格なルールを決めて毎晩鑑賞する。かれはルールを決めるのが大好きである。仕事でも謎ルールを発案しなんちゃって会議に諮って決めてしまう。反対意見にも耳を貸さない。上司のコルテスはあまり意見を言わない。みんなでなかよくやろうよ、って感じの昭和のダサい服着た女。
だれも止めないし、わたしが反対意見を言っても聞かない。議事録もなければあとで参照すらできない。確認もできないし聞いたら言った言わないでもめて、わたしに痴呆老人だと非難し職場で大声でけなす。
いまどき音声変換AIを使って議事録をとるのだろうが、その会議は暇つぶし会議なので井戸端のようなやつ。始まる前から議題もないしその議題が出てくる経緯の説明もない。
そんな中でわたしのやってる仕事の進め方に難癖をつけてきた。いままで何の問題もなかったのに図面を描くなという。設計者でも機種担当者でもないのにそんなことするなと、技術に依頼して描いてもらえという。そしたらたちまち業務が停滞してしまった。