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暗いひとりぼっちの学生だった頃

まず、休職の過ごし方の説明をする前にわたしについて言っとかないといけないと思う。地元の中学校、公立高校を出てから関西の私立大学へ進学しました。1984年入学、学部は工学部。当時はバブル期前のワクワク感でいっぱいで学生の飲み会(コンパ)は普通にディスコとか連れて行かれ、デザイナーズブランドのシャツとかパンツ、ダブルのスーツとかのお買い物にも誘われたりする。でも買えない。友人はお金持ちの息子。ろくにアルバイトもしないのにバルバッシュのコート五万円など買いよる。あまり似合ってないのに。わたしは貧乏なので安い服を着て穴の空いた靴下と汚れたK-SWISSこれも破れるまで履き潰す。ずーっと貧乏。アルバイトは月に5〜10日の終日昼間の駐車場整理。当時5400円/日 昼御飯交通費付。やっぱりそれでも貧乏。お昼ご飯食べて飲み会で全部消える。試験前のコピー代もめちゃくちゃかかる。今ではスキャナーとってタブレットで勉強するのだろうが、その頃は携帯すらありません。と、話がそれ過ぎ。そんなこんなで大学へ通いはじめて愕然とした。大学がぜんぜん面白くない。友達もできないし。暗い学生生活。通学電車では太宰治、渡辺淳一を読み毎日毎日暗くなるまで講義を受けるのである。階段状の大教室にポツンと座って。つづく…

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