
仕事中はスマホは持てないみたいだ
義理の兄は◯◯信用金庫に勤めている。亡くなった妻の兄。親族を使って預貯金を集めていた。ノルマ的なやつだろう。義父もたんまりとお金を入れていた。
いちど妻名義の口座から預金をおろそうと試みたが…
銀行印が違います。
解約の申し出は拒否された。
なんと、わたしの銀行印と妻の銀行印が違うらしい。それらしいやつも家にない。いろいろあるがどれかわからない。金融機関に問い合わせなどできない。教えてくれる訳がない。
困り果てて義兄に相談した。
義兄に妻の銀行印の画像を撮ってもらうよう頼んだが、行員は個人情報が見ることができるらしい。もちろん銀行印も。画像も撮れないしメモ書きもダメでバレたら解雇もんだって。でも口頭で説明はできるって
◯の字が右にあって◯の字が左にあって横並びのやつで少し大きめなやつ。
横並びの印鑑はたぶんこれしかない。これを持っていく。ハズレたらしまいだ。
しかも、この銀行も配偶者とて下ろすのは至難の業。口添えをしてもらうことになった。それでないと成功しないと彼は断言するのだ。
使い道はリホーム資金にしてください。行員の親族が◯◯支店に◯時にやってきますので対応よろしくと。
わたしには到着したら本店◯◯部の◯◯さんに確認してと言ってください。
窓口でそれを伝える。
だいぶ待たされた。15分ぐらい。
◯◯さん こちらへ…
無事預金を解約することに成功した。
かなりの大金なのでわたし名義の別銀行に振り込んでもらった。こんなの急に現金で準備してくれない。手の込んだ仕掛けでうまくいった。
いちどはもうダメかと思った。
これでまたひとつ解決したのだった。
つぎは最も手ごわい郵貯に行くぞ。
この頃はこんなことばっかり考えてた。