ブシャール結節
概要
手指のPIP関節に生じる変形性関節症です。PIP関節の使用頻度が高く軟骨部が摩耗することで関節の変形・腫脹・屈曲拘縮・疼痛などの症状が出現します。
類似した症状としては、へバーデン結節という変形性関節症があります。
関節リウマチとも類似する点があるため、診察の際には注意が必要となります。
病態
症状自体もへバーデン結節と類似します。
閉経前後、中年の女性
遺伝
ブシャール結節は手指の第2関節であり、へバーデン結節は第1関節になります。
症状
関節変形、拘縮
関節可動域制限
腫脹
疼痛(関節変形の進行により出現する場合がある)
治療
保存療法:消炎鎮痛剤(塗り薬・ステロイド)、ビタミン剤
手術療法:腱鞘炎由来(腱鞘切開術、FDS腱切開術)、人工関節置換術