見出し画像

ブシャール結節


概要

手指のPIP関節に生じる変形性関節症です。PIP関節の使用頻度が高く軟骨部が摩耗することで関節の変形・腫脹・屈曲拘縮・疼痛などの症状が出現します。
類似した症状としては、へバーデン結節という変形性関節症があります。
関節リウマチとも類似する点があるため、診察の際には注意が必要となります。

引用:手の外科.com/ブシャール結節

病態

症状自体もへバーデン結節と類似します。

  • 閉経前後、中年の女性

  • 遺伝

ブシャール結節は手指の第2関節であり、へバーデン結節は第1関節になります。

症状

  • 関節変形、拘縮

  • 関節可動域制限

  • 腫脹

  • 疼痛(関節変形の進行により出現する場合がある)

治療

  • 保存療法:消炎鎮痛剤(塗り薬・ステロイド)、ビタミン剤

  • 手術療法:腱鞘炎由来(腱鞘切開術、FDS腱切開術)、人工関節置換術

いいなと思ったら応援しよう!