この地獄に耐えられるか「Green Hell」
2021年3月にSwitchで発売された本作。まず始めにお伝えすべき点ですが、これは誰にでもお勧めできるゲームではありません。今だとセール価格で250円。異常に安く買えますが、気軽に始めると大変な目に遭います(遭いました)。
本当はオススメのゲームを書きたいのですが、個人的にインパクトが強かったゲームを思い返すと、本作を避けられませんでした。2年ほど前にプレイした思い出ですが、少しお付き合いください。
本作は端的に言うと、ジャングルを舞台としたオープンワールド型サバイバルゲームです。任天堂の説明がそのままなので、一部抜粋してご紹介。
細かなゲーム内容は説明しません。攻略方法は検索すれば出てくるのでそちらをどうぞ。ここでは個人的な思い出を述べます。
とにかく死ぬ
道を歩いてると、蛇に噛まれてすぐ死にます。その他、ジャガー、サソリ、ピラニア、蜂、ヒル、原住民…全て殺しにきます。怪我してしまうと、大体治療できないまま悪化して死にます。さらに喉は乾くし、お腹は空くし、食中毒や発熱も障害。栄養バランス(炭水化物、タンパク質、脂)も気にする必要。制作者のサバイバルに対するこだわりがすごい。そして辛い。
リアルで精神にダメージが与えられる
2つの演出で頻繁に心を折られました。まずは視覚的なもの。気を失ったりして地面で寝てしまうと、高確率で虫が取り憑きます。目が覚めると、皮膚の下で虫が動いてるのが透けて見える。気持ち悪すぎる。。そして治し方も分からず、大体そのまま死んでしまいます。もう一つは聴覚的なもの。虫に取り憑かれたりすると、プレイヤの正気度が時間と共に低下します。ある程度下がると幻聴が聞こえだすのですが、笑い声や叫び声がハウリングするように聞こえてきたり…誰得⁈ かなり精神的に攻め込まれます。
攻略サイトを見ずにクリアした人は神
先人の知識・知恵を拝借する事で、何とか投げ出さずに済みました。どこに何があるか全く分からない状態で、歩くとすぐ死ぬオープンワールドを探索するのは地獄です。そもそも何をしたら良いか分からない。最初の村に着くまでに10時間くらい費やしたような…。先輩方がクリアするために捧げられた時間的・精神的代償を想像すると涙が止まりません。。。
という事で、誰かと共有したかった思い出でした。ゲームタイトルにとても相応しい内容です。途中で投げ出すのは嫌だったので意地でクリアしましたが…辛かった。同志の方がいると嬉しいです。ゲーム性は議論の余地ありですが、ストーリーはミステリアスで結構深いです。万人向けではないですが、死にゲー好きやマゾな方面の方は良いかもしれません。興味ある方はどうぞ!(オススメは…略)