「作業には見解」という話|白石さんの朝の会 vol.4
こんにちは、株式会社温泉道場の常務 兼 営業本部長の白石です。
おふろcaféをはじめとした温浴&宿泊施設の経営&運営に携わっています。
これから社会で活躍していく、地方創生・地域活性化というキーワードに関連したキャリアを作っていきたい方、ローカルで起業したい方に向けて、「こういうマインドでいたほうがいいよ」「こういう働き方がおすすめ」といったメッセージをnoteでお伝えしていきます。
大切にしている4つのスタンス
「脱衣所ラジオ」のなかでも、「即時2割処理」の話を何度かしていると思います。僕はその考え方をとても大事にしています。
僕が社会人になって大切にしている考え方が全部で4つあります。
一つ目がこの「即時2割処理」、
もう一つが「作業には見解」、
三つ目は「同期の三倍」、
そして四つ目が「最後は気合」です。
これが僕のスタンスなのですが、今回は二つ目の「作業には見解」についてお話していきます。
「作業には見解」とは
若手メンバーは、上司や先輩から「これやっておいて」「まとめておいて」と、比較的単調なタスクや単純な作業を引き受けて、そういった業務の比率がどうしても高くなってしまうと思います。
それはしかたないことです。まだ何も成果を出していない新入社員や若手メンバーにいきなり大きなプロジェクトや、事業の数字に影響するようなインパクトの大きい仕事は、「信頼残高」のたまっていないメンバーに与えるのが難しいです。
実際に僕も、リスト作成やアポ取り、資料作成などの仕事が新入社員時代にはたくさんあって、「楽しい!」と思えるような仕事の割合は少なかったなと振り返ると思います。
そのときに、当時の上長から「作業には見解を持て」とすごく言われた記憶があります。当時はそれに対して「だって楽しくないし…」と思っていました。
でも、1年くらい経ったあと、その言葉は「もっと楽する方法を考えながら仕事をしなさい」という意味なのだと自分の中で腹落ちしました。
僕が一流、二流、三流… という話をするのはおこがましいのですが、もう少し分解すると、まず三流は「そもそも作業ができない」、「作業を完了させるための作業をしない」です。例えば、「まず調べることをしない」「上長に聞かない」「考えない」などですね。
そして二流は「作業だけする」という状態。言われたことを、言われたとおりにやる。お願いされたことを期日までに完了させる。というのが二流の働き方です。
そして一流とはなにか? 僕が思うに、「次やるときにどうすれば楽できるか」「この仕事を次やる若手がするときに、どうすれば工数を減らせるか」ということを考えながら作業する。それが、「作業には見解」というスタンスの、一流の仕事の仕方なのではないかなと思います。
単純作業は、中長期的には誰でもできるし、AIにとってかわられる世界が来るかもしれません。
そういった中で、いかに、ただの単純作業でも、「いかに楽できるか」、「次にこの仕事をする新人がいいアウトプットできるか」を考えて取り組んでいくことが必要だなと思います。
新入社員や若手メンバーには、今日の話を少し意識して、業務に取り組んでいただければいいなと思います。ぜひ参考にしてみてください。