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 皆さんは車を運転する機会はありますか?
あるのであれば、「飲酒運転はするな」と耳にタコができるほど聞かされてきたと思います。
飲酒運転はドライバーの注意力に重大な悪影響をもたらす危険な運転、悪質運転であることは誰もが承知しているはずなのに、飲酒運転するドライバーは後を絶ちません。
そこで今回は、飲酒運転に関する話をしたいと思います。

 飲酒運転の危険性
 飲酒運転による事故のほとんどは軽度の酒気帯びです。
道路交通法上、罰則の対象になるのは「酒酔い運転」、つまり、飲酒量に関係なく、まっすぐに歩けないなど、明らかな酩酊状態で運転する行為と、呼気1リットル中のアルコールが0.15ミリグラム以上ある状態での運転です。
 しかし、危険行為として禁じているのは、飲酒量や酩酊程度に関わらず、人間が本来体内に保有している以上のアルコールを摂取した状態で運転する、いわゆる「飲酒運転」全般です。
つまり、ちょっとでも飲酒して運転するのはアウトということです。

 ならば、飲酒しても酔いが覚めたら運転してもいいのか?というと違います。
感覚的に酔いが覚めていても、呼気アルコール濃度が0.15ミリグラム以上あればアウトです。
このアルコール濃度というのは、飲酒量によって変わってきます。
例を上げると、ビールの中瓶1本で呼気アルコール濃度は約0.2ミリグラムです。
ビールの中瓶1本約500ミリリットルに含まれる純アルコールは約20グラム。
この20グラムを完全分解するのにかかる時間は、個人差がありますが約4〜5時間です。
お酒が好きな人は、飲酒するとなったらビールの中瓶1本で終わることはないと思います。
ハイボール、焼酎、日本酒、ワイン。
それぞれの量に含まれる純アルコール量は違います。
少なくとも、ビールの中瓶を3本飲むと、分解にかかる時間は約9〜12時間。
つまり半日は運転できない状態になるというわけです。

 お酒は美味しいものですが、車を運転する人は気をつけないと、一生を棒に振ってしまう可能性があります。
私の前職はトラックドライバーだったのですが、飲酒に関してはとても厳しく指導されていました。
ということで、晩酌として飲む際は、次の日に差し支えない量を飲み、ガッツリ飲む時は、次の日は運転しないようにするのが利口かと思います。

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