情けない恋心
最近、一個下の後輩がめちゃくちゃ気になってる。
元々以前から好きな方ではあったのだけれど、何故か周りからの押しがあり、気にする機会が増えてしまった。
気にしないようにしてたのに。
後輩として好きなだけでありたかったのに。
女性としてめちゃくちゃ好きになってしまったじゃないか。
最近は同じ空間にいるだけで胸が高鳴る。
めちゃくちゃお話したいけれど、話すなんてハードル高すぎてもう無理。絶対自分からは行けない、、
彼女の方から来てくれたら嬉しいのだけれど、彼女は彼女で俺に興味がある素振りは微塵も無い。
つまりは
先の無い恋なのである
仮にKさんとしておきます。
Kさんのことを夢に見るぐらいには好き。
色んな出来事をKさんに話したいぐらいには好き。
もっと声が聞きたい。
もっと一緒にいたい。
笑った顔、怒った顔、色んな表情を見たい。
こういう気持ちが芽生えてしまっているのがもうキツイ。
俺に好意を抱くはずがないって分かってるから尚更キツイ。
こんな男らしくなくて、つまらなくて、バツイチな男を好きになるはずがないでしょうや。
いっそのこと玉砕しに行って気持ちをフラットにするのも一興なんじゃないかと思うぐらいには悩んでる。
思えばKさんが新隊員の時から惹かれてたと思う。
当時は、自分に彼女もいたし、何より俺とあまり仲の良くなかった同期のTと仲良くしていた。
おそらく縁のない女性だと思っていたけれど、新隊員の班付でKさんと一緒に行く機会があった。
あの教育で唯一後悔してるのは
Kさんが「私も”ちゃん”付けしてくださいよ」と言ってくれたのに対し
情けないことに俺は、”恥ずかしいから”ということを理由に断ったのだ。
もちろん、ちゃん付けしたかったさ!
なんなら下の名前でな!
しかしそれを機に段々と疎遠になっていき現在に至ると言った感じですかね。
こういう時にindigoの曲聴くと悲しくなるんだよね。
全然寄り添ってくれないんだもん。
「砂に紛れて」とか「結び様」とかどストライクやもん。
夢の中じゃあ、Kさんは楽しげに笑ってるんです。
その様子はとても魅力的で可愛くってしょうがない。
夢から覚めた瞬間は絶望です。
ああ、Kさんは俺の彼女でも何でもなかったなって
現実を突き付けられるんです。
悲しくなるのは分かってる。
でもindigoの曲を聴いて心を安らげるんだ。
彼女を想いながら