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踊り出すビート:魅惑のエレクトロ・スウィング特集

今日は少し趣向を変えて、エレクトロ・スウィングを紹介したいと思います!このジャンルは、1920~30年代のジャズやスウィングのエッセンスに、現代的なエレクトロビートを融合させた音楽スタイル。懐かしいけど新しい、その独特なサウンドは、聴いているうちに自然と体が動き出すような楽しさがあります。カフェのBGMにもぴったりだし、ちょっと気分を上げたいときにも最高なんです。それでは、そんなエレクトロ・スウィングの世界に一緒に飛び込んでみましょう!


① Swingrowers feat Gypsy Hill - The Queen Of Swing

エレクトロスウィングの魅力にどっぷり浸かりたいなら、Swingrowersの「The Queen of Swing」はまさにぴったりの曲です!この楽曲は、ロンドンを拠点に活動するGypsy Hillとのコラボで、2013年にリリースされました。エレクトロスウィングらしい軽快なビートと、ジャズやダンスミュージックの要素が見事に融合していて、聴いていると自然と体がリズムを刻んでしまいます。

「The Queen of Swing」は、ピアノ、ギター、サックスなどのアコースティックな楽器が主役を務め、そこに電子ビートが絡むことで、クラシックとモダンの絶妙な調和が生まれています。歌詞も音楽の魔法を感じさせるようなポジティブな内容で、聴くたびに気分が上がるのが嬉しいポイント。特にスウィング好きにはたまらない魅力が詰まっています!

Swingrowersは、ヴィンテージポップ、エレクトロスウィング、ジプシージャズを巧みにブレンドした独自のスタイルで、多くのファンを魅了してきました。一方のGypsy Hillは、東欧のフォーク音楽や中東のリズムを現代のエレクトロニックビートと組み合わせることで、異国情緒あふれるサウンドを作り出しています。両者のコラボによって生まれた「The Queen of Swing」は、まさにエレクトロスウィングの真髄ともいえる楽曲です。

SpotifyやYouTubeでも簡単に聴けるので、まだ聴いたことがない方はぜひチェックしてみてください。ジャズの持つ懐かしさと、エレクトロビートの新しさが絶妙に絡み合うこの曲を、一度聴いたらリピートせずにはいられないかも?

② Klischée x Marina & The Kats - Pressure (Klischée Remix)

スイスの音楽グループKlischéeが手がけたこのリミックスは、オリジナルをさらに進化させた、まさにダンスフロア向けのエネルギッシュな一曲です。

まず、Klischéeのサウンドといえば、電子音楽とスウィングの融合。フランス語と英語のボーカル、重厚なダンスビート、そしてライブ感のあるブラス楽器が絶妙に混ざり合い、聴くだけで足が勝手に動き出します。リミックスされることで、原曲の持つ魅力がさらにアップし、深いベースラインとメロディックなシンセが織り成す新しい音の景色が広がっています。

そして、元のトラックを提供したMarina & The Katsの存在も見逃せません。彼らの音楽は、ジャズとスウィングの伝統にポップの要素を加えたスタイルが特徴。キャッチーでリズミカルな演奏が彼らの魅力ですが、それをKlischéeがダンサブルにリメイクすることで、さらに多くの人に楽しんでもらえる一曲になっていると感じます。

このリミックスは、エレクトロスウィング好きはもちろん、普段ダンスミュージックを聴かない人にもぜひ聴いてほしい一曲です。SpotifyやYouTubeで手軽に聴けるので、ちょっと気分を上げたいときにぴったり。ベースの響きに乗って、音の波に身を委ねてみてください。新しいお気に入りになるかもしれませんよ!

③ Szigeti Juli - Feel So Happy

ハンガリー出身のアーティスト、Szigeti Juliによる「Feel So Happy」。エレクトロスウィングというジャンルに属するこの楽曲は、まさにタイトル通り、聴くと気分が晴れて自然と体が動き出してしまうような魅力にあふれています。

音楽的には、伝統的なスウィングのレトロな雰囲気と、現代的な電子ビートの融合が絶妙。軽快なギター、陽気なサックスとクラリネット、そしてタイトなドラムが絡み合い、楽しくて思わず踊りたくなるようなサウンドを作り出しています。しかも演奏メンバー全員がハンガリーのジャズアカデミーで学んだ実力派なので、テクニックにも隙がありません。

この曲の制作には、Zoltán JuhászJuli Szigetiが作曲で関わり、プロデューサーにはWolfgang Lohrが参加しています。Lohrのプロデュースはエレクトロスウィングらしいキャッチーさとフレッシュさを加え、耳に残る仕上がりです。歌詞はJuli自身が手掛けており、そのシンプルで前向きなメッセージが、音楽と相まってポジティブなエネルギーを届けてくれます。

彼女は中国やイギリスで音楽活動を経験した後、地元ハンガリーでバンドを結成。彼女の音楽は、古き良きスウィングを思い出させつつも、現代的なリズムと融合することで、まったく新しい体験を提供してくれます。

「Feel So Happy」は2021年12月にリリースされたばかりですが、ライブでも観客を笑顔にさせること間違いなしの一曲だと思います。エレクトロスウィングを知っている人も、初めて聴く人も、幸せな気分に浸りたいときにぜひ聴いてほしい楽曲です。SpotifyやYouTubeで手軽に楽しめるので、気分を上げたいときにぜひチェックしてみてください!

④ PiSk x Mista Trick - Golden Sound (Remix) ft. Elle & The Pocket Belles

シチリア出身のDJ兼プロデューサーであるPiSk。彼はエレクトロスウィングバンド「Swingrowers」の創設メンバーとしても知られています。PiSkの音楽は、まるで昔のジャズクラブに迷い込んだかのようなノスタルジックな雰囲気と、クラブで体を揺らしたくなるようなエレクトロビートが絶妙に絡み合っています。ヴィンテージのスウィングと電子音楽をここまで巧みに融合するのは、さすが彼のサウンドエンジニアとしてのスキルならではですね。

次に、イギリス・ブリストル出身のMista Trick。彼は「Swing n Bass」という独自のスタイルで人気を博しています。スウィングの軽快なリズムに、90年代レイブシーンを思わせるドラムンベースのビートを組み合わせた楽曲は、エネルギーに満ちていて聴くだけでテンションが上がります。特に彼のライブパフォーマンスは、観客を巻き込む一体感がすごくて、まるでダンスフロアがタイムトラベルするような感覚を味わえます。

そして最後は、ロンドンを拠点とする女性5人組グループ、Elle & The Pocket Belles。彼女たちの「New Retro」スタイルは、ジャズ、スウィング、ポップの要素を取り入れ、現代的な音作りとクラシックなストーリーテリングが見事に融合したもの。何よりも、5人のハーモニーは圧巻で、その歌声には聴く人の心を一瞬でとらえる力があります。ライブでは彼女たちの衣装もおしゃれで、視覚的にも楽しませてくれるんですよね。

⑤ Caravan Palace - Lone Digger

この曲を初めて聴いたとき、あまりの中毒性に「なんだこの心地よさは!?」と驚いた記憶があります。エレクトロスウィングって、ただの懐古主義じゃないんですよ。伝統的なジャズの軽やかさと、現代のエレクトロビートが化学反応を起こして、新しい世界を生み出しているんです。
Caravan Palaceは、2008年にパリで結成され、エレクトロスウィングをジャンルとして確立する上で欠かせない存在です。彼らの音楽には、ジャズのレジェンドジャンゴ・ラインハルトの影響がありつつも、フレンチハウスの雄Daft Punkの電子的なサウンドも感じられます。この2つを融合させたサウンドが、本当に唯一無二。

そんな彼らの楽曲「Lone Digger」は、2015年リリースのアルバム「<°_°>」(「Robot Face」)に収録されています。この曲は、エレクトロスウィングだけでなく、EDM、ディスコ、エレクトロポップの要素も絶妙にブレンドされていて、聴いているとついつい体が動き出すんですよね。パーティーやイベントでも人気な理由がよくわかります。

この曲のミュージックビデオも見逃せません!アニメーションで描かれたストーリーは、ストリップクラブを舞台に、動物たちが欲望むき出しで大暴れするというユニークなもの。これがただの騒動ではなく、社会的な仮面が外れ、混沌に変わっていく様子を象徴しているんです。最初はクスッと笑えるけれど、深読みすると「人間社会もこんなものかも?」なんて考えさせられるところが面白いです。

「Lone Digger」は、音楽も映像も両方が見事にマッチしていて、まさに視覚と聴覚のごちそう。YouTubeで数億回の再生回数を誇るのも納得ですね。個人的に、この曲を聴くたびにエネルギーが湧いてくる気がします。疲れている時でも、一瞬で気分を切り替えられる魔法みたいな力を持っているんですよ。

Caravan Palaceの音楽をまだ聴いたことがない方は、ぜひ「Lone Digger」をチェックしてみてください。スウィングの優雅さと現代のビートが織り成す新しい音楽体験に、きっと魅了されるはずです!

エレクトロスウィングの世界を旅してみて、いかがでしたか?Swingrowersの陽気な「The Queen of Swing」、Szigeti Juliの「Feel So Happy」で感じる幸せ、KlischéeやMista Trickのリミックスが持つエネルギー、そしてCaravan Palaceの「Lone Digger」が誘う非日常の楽しさ。

これらの楽曲は、ただ聴くだけでなく、心を動かし、リズムに体を委ねたくなるものばかり。クラシックなスウィングの魅力を現代に再解釈したエレクトロスウィングは、音楽の持つ普遍的な楽しさを再確認させてくれます。

ぜひこの5曲で、気分をリフレッシュしたり、ふとした瞬間のBGMにしてみてください。新しい音楽体験が、日常の景色をちょっとだけ特別に変えてくれるかもしれません。それでは、次回も素敵な音楽の世界でお会いしましょう!


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