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ひかる短編集

高校 2

(ひかるとの出会い)


1年の間は大した事も無く、クラブ活動ばかりしてました。

あッそうそう〇田って云う奴が、入学そうそう私に突っかかってきて

「ガン飛ばしてんじゃねぇぞ」ッと絡んできました。

「どこの出だぁー」ぁと聞くので、〇〇〇に住んでいると答えると

「てめぇ●●●グループの・・・知ってるかぁ」ッと聞いてきました

「あぁ知ってるよ、○○先輩とは仲いいよ」ッと答えると

「あッそうなんすかー」っと急に丁寧語に為りペコペコしだしました。

(こいつは1年の1学期で退学に為り(式典に一番偉い人が白馬に乗ってくる高校)へに行きました)

1年の時ひかると一回だけ絡む事件が有りました。

休み時間にトイレに行くと、
(なぁ出ておいでよ・何にもしないから)
(僕らと一緒に着替えようよ)
(出てこないなら、上から水を掛けるよ)
と個室のドアをノックしている奴らがいます。

早くトイレに入りたいのに迷惑な奴等

(ほっといてよ)

と個室から声がしました。

「お前ら何遣ってんだよ」

「ひろしさんには関係ないよ」

「関係無いか関係あるかは俺が決める、お前らに決められたくはない、誰が入ってんだぁ」

「ひろし君の知らない子だよ」

「お前らなぁ何回も言わせんな、知ってるか知らないかは俺が見て決める」

トイレに向かって

「俺はひろしってもんだけど助けて欲しいか? 欲しいならすぐ出てこい」

そしたら鍵の音がしてドアが開きました。

見ると超~可愛い子です。

クラブ紹介の時にバスケ部を見に行った時一緒に見学した子でした。

「なんだひかる、お前かぁ、何してるんだよ」

ッとさも親しそうに言いました。

「体育の時・・・着替える時に・・・いつも・・・」

振り向いて

「お前ら俺のマブダチになんか用が有るのか?」

「いえ、なんでもないス」

「何でもないのにトイレに入って出てこない奴に、ノックして呼ぶ訳が無いだろが」

「僕たち何もして無いスッよ・ホントスッよ」

「お前ら学習能力ないなぁ、何かしたか、して無いかは俺が決めるんだよ」

ひかるの方に振り向いて

「また今度こいつらに何かされたら俺んとこへ来いよ」

「僕たち無実です」

「お前ら何度も言わせんなって言っただろうがぁ、無実か無実じゃ無いか決めるのは俺だぁ、言っとくけど今後ひかるがちょっとでも不快と感じたら、全部お前らの所為だからな、その時はお前ら全員学校に来れなくしてやるからな、分かったか」

「分かりました、失礼します」そそくさと去っていきます。

「何されていたんだ」

「あの人たち僕のことをオカマだと言ってジャージを脱がすんだよ」

うわぁ俺も脱がしてみたいと自然に思いました。

「そりゃ脱がされても仕方ないかぁ」

「ひどーい」

見ると目にいっぱい涙が溢れてきます。

「あッごめんごめん冗談だよ、こんなこと真に受けんなよ」

「ひろし君も思っているでしょ」

「思ってない・思ってない思ってる訳が無いでしょ、無実です(なんで俺の名前知ってるんだぁ)」

そう言えば名乗ってたか、俺・・・

「何かあの人達と対応が違う」

鋭い所を指摘してくる。

「クラブの時に会った奴だよなぁ」

ひかるがコクリと頷く。

こいつの母親が超美人で、その母親に息子(ひかる)の席を聞かれたから名前を知っていたんです。

「今度またあいつらが何かやったら、俺んとこに言いに来い」

またコクリと頷く。(可愛い)

「もう早く行け、授業始まるぞ」

「はーい」ピョコンと頭下げて走って行きました。

【可愛い―すげぇ可愛い、超―タイプ、なんであんな可愛い子を虐めるかなぁー、許せん、あいつら後で〆といて遣ろう】



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