ピーナッツを食べると血流が良くなる?
6ヵ月間のピーナッツ製品の摂取が、健康な若年成人の血管の健康に有益である可能性が示された。スペインのバルセロナ大学の研究。
ピーナッツに含まれるフェノール化合物は、血管の炎症や内皮機能を改善させる可能性がある。そこで、著者らは3群並行ランダム化比較試験を実施し、健康な若年成人63人(平均年齢22.71歳)を対象に、ピーナッツ製品を摂取後の尿中のフェノール代謝物(UPM)とそれらが血管の健康に及ぼす影響を評価した。対象者は、6ヵ月間ピーナッツを1日25g摂取する群、ピーナッツバターを1日32g摂取する群、バターを1日32g摂取する群(対照群)に割り付けられた。
その結果、ピーナッツ群またはピーナッツバター群では、対照群と比較して、いくつかのUPMの排泄量が有意に多かった。さらに、ピーナッツ群またはピーナッツバター群では、摂取後の抗血栓作用(血栓の減少)と血管拡張作用に関連する血管バイオマーカーの改善がみられた。
著者らは、「定期的なピーナッツとピーナッツバターの摂取が、若い健康な成人の血管の健康にプラスの影響を及ぼす可能性がある」と述べている。
ピーナッツは、腸内環境の改善効果、老化抑制効果、肥満予防効果もある。手軽に取れるのもありがたい。
【引用元】
https://www.mdpi.com/2076-3921/12/3/698
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