未知の狩人
映画と小説というのは全く違うものだと気づかされました。小説を読んで立ち上がれなくなることはないが、映画にはそんな力がある。小説は勝てないんじゃないかと感じました。私はずっと自分の会社の原作を映画にしてきましたが、常に原作をしのいでやろうという気持ちがあるんです。
角川春樹さんのインタビュー記事より(朝日新聞)
※ 表題の「未知の狩人」は故森村誠一さまが表現した言葉です。
黒豹コメント:
私は小説も映画も好きですが、
それぞれに良さがあり、両者を比べたことはありません。
ただ、映画を見た後、
原作の方が良かった!
という声を聞くこともたしかにあります。
小説を書く方には、
映像を意識する方とそうでない方がいらっしゃるようですが、
私は前者の方で、
脳裏に映像を描き、それを文章で追う、
というやり方で書き進めております。
それでもやはり、
心理描写のところは闇の中の取引のような、
全く映像とは違う世界を彷徨いながら、
格闘しているところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。