リコーダーが吹けるようになりたい_#02
(2)初めての練習
アルトリコーダーと先日買った楽譜たちと小っちゃなメトロノームを持って、いそいそと近くのカラオケボックスへ。
家で練習しても良かったのかもしれないけど、カラオケボックスに来て良かった。リコーダーは思ったより音が大きい、というか、大きめの音で吹かないと音が安定しないみたいで、どれくらいの息を入れて吹けばいいのかがなんとなくわかった。自宅ではそれがわからなかったかも。大きな音を出すと近所迷惑にもなってただろうし。
今日はとりあえず90分だけにしてみた。3時間パックも考えたけど、途中で飽きると困るしなと思って。
部屋に入って、飲み物を注文して、届くのを待って、そしてリコーダーを取り出して練習開始。当面は、「アルトリコーダー教本」で練習することにした。
教本のはじめには先生と生徒の二重奏とか、2人でカノンとかの楽譜があって、ん?この本は、先生に教えてもらいながらとか、誰かと一緒に練習する用のものなのか?と気が付いた。こういうとき1人で練習するのは寂しいもんだなと実感。でも、そんなこと言ってても仕方ない、練習あるのみ。
教本には運指表が付いていたので、最低音から半音ずつ順に吹いてみた。むむ、これはなかなか覚えられなさそう。特に、シャープやフラットの付いた音。それと、高い音の運指がとっさには無理っぽい。
とりあえず出しやすい音域で書かれた練習曲を吹いてみた。指が思うように動かない。なかなか手強いぞ。口と指がシンクロしない。頭で思ってる音と指が合わない。大変だ。速いパッセージなんて、吹けるようになるんだろうか。
ミとファで指を入れ替えるのとか、ドからシに移るときに二本の指を同時に押さえるのとか、初歩の初歩のところが意外と難しい。音と音の間にヘンな音が入ったり、孔をちゃんと押さえられないまま吹いてみたり、これじゃあダメだ、先が思いやられる。
教本のはじめからそんなに進んでないところにもうトリルの練習曲とかがあって、いきなりトリル?と思いながらも、メトロノームを遅めに設定して吹いてみた。トリルがあると、なんか、急にうまくなったように聞こえる!でも、これはテンポが遅いからなんとかなっているだけで、速くすると絶対に指がこんがらがるんだろうな。出しやすい音域でもこの調子だから、音域が広がるとどうなることか。これは焦らず気長に練習するしかないな。
そうこうしているうちに予定の90分はあっという間に過ぎてしまった。ドリンクをゆっくり飲んでる暇もなかったくらい。やっぱり3時間パックにしても良かったかな。きっと飽きずに過ごせた気がする。
まだまだ吹いていたいけど、初日から飛ばしすぎるときっとあとが続かないだろうから、今日はこれくらいにしておこう。
予想以上の充実感とともにカラオケボックスを後にしました。これからもこの調子で続けて練習していけることを祈りながら。
(2024/11/9)
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