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医者は足りているか

関東は人口が多いから、社会基盤の整備が全国的に進んでいると思いきや…

意外と遅れているそうなのです。

社会基盤の充実度は西高東低


これは歴史を知っていればすぐにわかる、とのこと。

今の日本の形ができたのは、第二次世界大戦後?

焼け野原から経済復興し、憲法も新しくなり、ゼロから新しい日本を作った?

それは間違いで、戦後は復興であって、形作られたのはもっと前。それは…

戊辰戦争


薩長を中心とした明治の新政府と旧幕府の戦い。国中を巻き込んだ最後の内戦。

国の形が造られるのは常に内戦。外国との戦いで国内の制度が変わることはほとんどない。

注目すべきはアメリカでは南北戦争。
日本では戊辰戦争。

内戦の勝敗がその後の国家像を決定づける。勝った地域の社会基盤から整備されるから、アメリカは北のほうが南よりも栄えた。

国造りの時に権力者が力を入れる分野は3つ。
軍、教育、医療。戊辰戦争に勝った明治政府は、やはりその3点に力を注いだ。

戊辰戦争に勝った西日本には多くの教育機関が配置され、例えば九州には十分な数の医学部があり、医者の数が足りている。

戊辰戦争に負けた関東と東北への教育機関の配置は、意図的に後回しにされた。

その影響が払拭されず、関東には医学部も少なくて、医者の数が足りていない。人口密度で考えれば、関東圏にもっと多くの医学部が必要。


☆出典☆ 
『エンゼルバンク 14』(ドラゴン桜 外伝) 
著:三田紀房 2010年5月 講談社



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