ひとりで生きていける女
私と同期採用だけど、年下で仕事ができる女子K。私はKから呼び捨て・ため口で、よくからかわれていた。
飲み会に行くと、私はお金が足りなくて、Kから借りる。
ある時はKから「〔ゆきわ〕は飲み会行くん?」と聞かれ、「行ってもKにいじめられるだけやしな…」と言うとKが
「大丈夫、話しかけへんから!」
と。このことをカッチョマエのアネゴ同期に話すと
「仲いいんやな(笑)」
と。
なんだかんだでKにはお世話になった。ある時は思いがけず、Kの車に乗せてもらった。
Kったら、かつて大卒すぐのチャラいネーちゃんで、一緒に自転車でトバした仲やのに、車まで持って、ますますパワーアップしてるやん!
と思った。その思いを率直に告げると
「来週にはナビも来るからな!」
と。横で聞いていた、これまた同期採用のオジサマが一言
頼れ
と。なんしか、ひとりでたくましく生きていける。仕事もできるし、完全に自立している。
そんなKは、アラサー期に〔本社〕へ異動。若くして、かなりの栄転。〔支店長〕から
ま、あそこ(〔本社〕)は結婚とか出産とか求められてないところやからな
と、セクハラ発言されながら。〔本社〕はべらぼうに忙しいところなのです。
アラフォーの今でも、Kはきっとバリキャリを続けていることでしょう。