現代のママはやることが多すぎて
でもね、すごく頑張ってるんです。
例えば、保育園の保護者会の役員。私は育休中だったけど、他のママはみんな働いてるし、私を含めて8人中、2人はシングルマザーだったり。
保護者会の役員が決まる
全ての始まりは、息子が4才児クラス(年中さん)になった進級式の日でした。
同じクラスで過去に役員をしていたママが、私に役員をすることをすすめてくれ、私もその気でいました。役員は2才児以上のクラスから2人ずつ決めます。
彼女は地域の薬局で薬剤師をしていて人当たりがよく、息子が小学生になった今もお付き合いが続いています。
その薬剤師ママいわく「〔ゆきわ〕さんとこは旦那さんも協力的だし」とのこと。私は下の子を連れて、夫と一緒に進級式に参加していました。
また、園の行事で親子遠足というものがあり、いつも夫が参加していました。だいたいがママで、世の中は子どものこととなると、ママが仕事調整する割合が高いわけです。
(ただ、ママが多いというのは必ずしも否定的なことではなく、仕事の調整とお弁当づくりなどの準備さえすれば、この日は仕事から離れて他のママとおしゃべりしたり、いい顔して遊んでるわが子をみんなで見守れたり、それはそれで良いことだと思うのです)
かくして、うちのクラスの役員は、若々しくて素敵な先輩ママと、赤ちゃんを抱えた私が挙手してスムーズに決まりました。
私が挙手したとき、担任さんが「えっ、いいんですか!?赤ちゃんいるのに!?」みたいに目を丸くされたのですが、なんとかなる、やるなら今と思っていました。
現に、赤ちゃんがいることは役員をできない理由になりますし、息子の小学校では、PTAの委員を免除されます。ただ、私の場合、やれる時にやっておいたほうがいいと思いました。
翌年は職場復帰して息子は年長で、そこで役員になると、年長クラスの役員は会長か副会長と決まっています。私のキャパでそれはきついなと思いました。
役員が決まると、他の人たちは解散です。役員になった私たちは、前年度の役員さんからの引き継ぎのため別室に集まり、全クラスの役員が決まるまで待機していました。
年長クラスだけなかなか決まらない。そういえば、薬剤師ママも、2才児クラスの時にサッと立候補してくれた。続いて別のママも。だからすぐに帰れたのだ。
自分ができそうな時に立候補する。できそうな人がいたら声をかける。これが、役員決めの自助であり、共助となるのです。
なかなか決まらなかった年長クラス。やっと決まってやってきた会長ママは、華やかで明るい感じの人でした。
私のキャラはネタになるらしい・・・
私たち役員ママが飲み会をすると、こんな感じでした。
10代で上の子を出産している、中卒で若くてチャーミングな最年少のシングルママ。上の子が小学生女子で、その友達との人間関係が面倒くさいみたいな話をしてます。
それで、女子って面倒くさいみたいな話の雰囲気になっていました。
私も下の子が女の子なので、しみじみと「私もいずれ、そういうのに向き合うことになるのか・・・」と言うと、眼力するどい自営業の美人ママが
「〔ゆきわ〕さんは絶対に大丈夫!」
と断言します。そして続けます。
「だって〔ゆきわ〕さんとこが関わる子は『手芸』とかしてそうやから」
と。すごい見立てです(^o^;
現に私自身、Twitterのアカウントを持ったとき、唯一フォローしたのがユザワヤという手芸用品店でした。
そして、前述の最年少シングルママが「出会い系サイトで知らない人と会ってみた」という話をすれば、またも自営業ママが
「〔ゆきわ〕さん、私らの話きいてたら引くでしょ」
と言います。そんなことはない、私は世間知らずだから、むしろ色々ききたい、みたいに言えば
「〔ゆきわ〕さんは、この世の美しいものしか見ずに育ってきてる」
と。当たらずとも遠からずというか、ある意味ドンピシャなのか。こんな感じで、私のキャラはネタになるみたいです。
やっぱり私の存在はネタになるみたい
同じく飲み会の場で、夫と私の馴れ初めの話になり、「高校でブラスバンド部に入っていて、卒業後にOBバンドで知り合った」と話せば、
「音楽とかキレイ」「OBとかドラマ」「うちら、全然そんなんじゃない」
そう反応するのは会長ママ。彼女は看護師さんです。娘さん3人のママなので、自営業ママから
「最強の老後やな!」
と言われていました。そんな発想、私にはなかった・・・さすがです。
自営業ママはこんな話もしていました。
〔ゆきわ〕さんが公園で新聞を読んでるのを目撃して、笑いをこらえながら自転車で通り過ぎたと。
確かに、私は自分の子どもたちを公園で遊ばせがてら、新聞を読むことがあります。
会長ママが、「まず新聞とかとってない!」と。
自営業ママは、
「いつまでも、そんな〔ゆきわ〕さんでいてください♪」
と言ってくれたのでした。
ちなみに、最年少ママはタバコを吸っていて、会長ママはアイコスで、自営業ママの喫煙経験はわかりませんが、衣服からタバコのにおいがしました。
会長ママにサプライズ
納涼大会の企画&運営、運動会のお手伝い、イベントなどのプレゼント選び、芋ほり遠足や親子遠足の会計、、、そんなこんなで、役員の一年が過ぎていきました。
8人いた私たちですが、途中で1人が引っ越しのために退園でいなくなり、7人になっていました。
卒園式シーズンのことです。私は同じクラスの役員である先輩ママにLINEでこんな相談を持ちかけました。
素敵な先輩ママは、大いに賛同してくれた上、もっとお金出してもいいよとも言ってくれました。
会長ママは私より少し年下で、いつも明るく頑張っていて、私たちをやる気にさせてくれる素晴らしいリーダーでした。
それで、最年少ママは100円、自営業ママを含むミドル3人は200円、そして私たちおねーさん2人は300円を出して、花束と(お酒が好きな会長ママだから)おつまみと投げテープを用意しました。
そして迎えた打ち上げの日。
✨🎉サプライズは大成功💐✨
自営業ママがその様子を動画で撮ってくれ、ふわっと舞う投げテープも絶妙に映っていました。
みんなの「心」と「できること」を持ち寄った、奇跡のようなひとときでした。
会長ママは年長クラスのママたちからもサプライズを受けていたようで、
「も〜あっちからもこっちからも〜」
と嬉し泣きをしてくれてたのでした。
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