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あなたの人生を搾取される前に

あなたと言ったものの、対象は若めの女性、未婚で結婚願望はあるけど…という限定的な感じですが、どなたでもお読みください。

毎日新聞の「人生相談」で興味深い記事があったので紹介します。タイトルは「24歳年上の彼とのこの先」で、回答者は高橋源一郎さんです。

上司と部下の関係で出会った24歳年上の彼がいます。2年半付き合ってこのまま一緒にいたいと思いますが、結婚を考えた時、世間の目も気になるところです。

彼は「もっと若くて素敵な人を探して。結婚はない」と言いますが、自分に言い聞かせているようにも見えます。将来に向けどう行動を起こすべきか悩んでいます。


<回答>

およそ25年前、24歳年下の女性に恋しました。
わたしは結婚していたので許されない恋でした。その人と暮らす未来以外は想像できなかったので、家を出ました。

結局、離婚はしましたが、妻の希望をすべてのんだので、膨大な負債が残りました。それからの20年はその負債を返すために生きてきました。

心が休まる日は一日もありませんでしたが、当然のことだと思いました。妻になったその人にも、目指していた未来があったのに、それも奪うことになりました。

多くの人たちの不幸の上に、自分の人生があることを心に刻みつけて生きてきました。死ぬまで、そのことは忘れません。

「もっと若くて素敵な人を探して。結婚はない」

まったく同じことばを相手の女性に言った人間を3人知っています。みんな本心は同じです。

「欲しいのはきみの若い肉体と、ぬるま湯のような関係だけ。責任はとらないよ」

です。そんなこともわからないのですか。いえ、もしかしたら、あなたもわからないふりをしているだけかもしれません。

ふたりの未来をどうしたいのか、ふたりで話し合う勇気はありますか。ないですよね。

だって、あなたたちは、ふたりとも、「ぬるま湯」が好きな者同士。お似合いです。

このままの時間を過ごし、やがて別れ、「美しい思い出」になる日を楽しみに待ってください。

毎日新聞 2024年8月24日 朝刊 より


余談です。
少し似たような話で、
過去にこんなnoteもアップしました。

このnoteはビュー数が多くて、先日まで2位でした。いったんは後からアップしたこちらのnoteが1位になっていたのですが、

それをまた抜いて、初めて1位になりました。「不倫」となると、安定して関心が高いワードなのかもしれません…



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