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姉という生命体

弟がもし私のことを書いたとしたら、どうせこんな感じでしょう。

姉は音楽が好きで、ある時はスピッツの「愛のことば」をキゲンよく聴いていた。歌い出しはこうだ。

限りある未来を 搾り取る日々から
脱け出そうと誘った 君の目に映る海

そこまで聴いた姉が血相を変えて

そんなことしたらニートになるやん!?


と言うので、俺は

その頃は、いけたねん


と言っておいた。でも、この歌が出た頃も就職氷河期だったと思うし、「いけた」かどうかはわからない。

そもそも「搾り取る」が「絞り取る」なら、姉の解釈もアリだったかもしれない。

スピッツさん、ごめんなさい。私はこの歌が大好きです。ってか、一番好きです。


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