テンパる(1日1雑学)
関東ではあまり聞きませんが、
関西ではよく耳にしますね。
"いやまじテンパったわ〜"
学生がよく使うイメージです。
ちなみに、テンパるは
焦る、びっくりする、などの意味合いで
使われますが、元の意味はびっくりするほど
違います。
テンパるは元々は麻雀用語であり、
あと一つ欲しい牌が手に入れば上がれる
状態になることを指す言葉です。
あと一つで上がれる状態のことを聴牌
(テンパイ)といい、これに「る」を付けて
動詞にしたものが「テンパる」となります。
つまり「テンパる」とは「あと一歩の状態」
ということなんですね。
すなわち、準備が整い余裕が持てている
状態を指すわけです。
しかし、直前の準備が整った状態。という
意味から直前の状態へと意味が変化し、
今のいっぱいいっぱいの状態を指す言葉として
広まったので、逆の意味として馴染みが
深いのですね。
地元に、遅刻常習犯のS村君という友人が
いますが、彼はよく、
"時計見てマジテンパった〜"と
全く焦らずにとりあえず言ってくるのですが、
その通りでした。
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