ライオンの糞(1日1雑学)
日本国内では、シカが線路内に立ち入っての
事故が後を経ちません。
なぜシカが線路に立ち入るかというと、
鉄分補給でレールを舐めに来ていると
言われています。
その解決策として、日本では
ライオンの糞がレールに塗られていたりします。
日本で最初にライオンの糞を使った鉄道会社は、おそらくJR西日本の和歌山支社です。
三重県と和歌山県をつなぐ紀勢線では、
シカの衝突事故で列車の遅れや運休が
発生していて、2002年は202件に達しました。
その年の11月、動物園がある複合施設の
アドベンチャーワールド(和歌山県)から
ライオンの糞40kgを譲ってもらい、
それを水に溶いて線路に散布。
その散布から臭いが薄まるまでの3か月の間、
衝突事故が0件になったという結果が
出たそうです。
しかし近隣住民から「臭い!」といった
クレームが寄せられたり、糞を入手して薄めて
撒くという手間の問題などもあり、
その後は続かなかったそうですね。
ま、そもそも糞は臭いですからね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?