両面宿儺(1日1雑学)
某呪術アニメで名前を知っている人も
多いのではないでしょうか。
アニメ内では邪悪で圧倒的な力を持つ
両面宿儺ですが、アニメ内の創作キャラでも
なんでもなく、実在したとされる人物です。
仁徳天皇即位65年、飛騨国にて
確認されており、史実にはこう記されています。
六十五年、飛騨国にひとりの人がいた。
宿儺という。一つの胴体に二つの顔があり、
それぞれ反対側を向いていた。
頭頂は合してうなじがなく、
胴体のそれぞれに手足があり、
膝はあるがひかがみと踵がなかった。
力強く軽捷(けいしょう)で、左右に剣を帯び、
四つの手で二張りの弓矢を用いた。
そこで皇命(すめらみこと)に従わず、
人民から略奪することを楽しんでいた。
それゆえ和珥臣(わにうじ)の祖、
難波根子武振熊(なにわのねこたけふるくま)を
遣わしてこれを誅した。
要約すると、仁徳天皇の時代の飛騨の国に
人々から強奪することを働く顔が2つ、
4本の手がある悪いヤツがいた。
って感じですね。
かなり異形で尚且つ無頼漢として描かれている
ので、古代日本史あるあるですが、ヤマト王権に
従わなかったものを脚色して悪く言う流れで
こうなったのでしょう。
とどのつまり、歴史は勝者の歴史なわけです。
クリスティアーノ・ロナウドは言いました。
who win?
誰が勝ったのか、20年後、30年後、
語られ続けるのは勝った方だ、勝った方が
人々の記憶に残り続けるんだ。と言いました。
みなさん、勝ちましょう。
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