井芹浩文

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政治月録by井芹浩文 2024年10月 自公惨敗、過半数割れ~立憲民主が躍進~

「日本創生解散だ。国民の信任を得て、新政権の掲げる政策の後押しをお願いしたい」―石破茂首相は10月9日、衆院が解散された後の記者会見でこう強調した。第50回衆院選挙(総選挙)は15日に公示、27日に投開票された。選挙結果は、自民、公明の与党が計215議席と過半数割れの惨敗を喫した。非自公勢力は立憲民主党が148議席を獲得して躍進するなど計250議席を得た。総選挙を受けて石破首相は引き続き、政権を担当するものの「少数与党内閣」となった。 ▽党首討論のみ、予算委員会見送り 第

    • 政治月録by井芹浩文 2024年9月 自民党新総裁に石破茂氏~立憲民主党新代表は野田佳彦氏~

       「ルールを守る自民党でなければならない」「野党と論戦を交わしたうえで、なるべく早く審判を受けなければならない」―9月27日、自民党総裁選で新総裁に選出された石破茂氏はこう強調した。他方、立憲民主党は23日、野田佳彦氏を新代表に選出。公明党は28日、石井啓一氏を新代表に選んだ。今秋の衆院解散・総選挙に向けて主要政党の党首が一斉に交代する事態となった。

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      • 政治月録by井芹浩文 2024年8月 岸田首相が唐突に退陣表明~自民、立憲民主党が党首選へ~

        「自民党が変わる姿を示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」―岸田文雄首相は8月14日、9月の自民党総裁選に出馬しないとして、やや唐突に退陣を表明した。自民党では総裁選に向け11人が名乗りを上げ、うち9人が立候補を届け出た。他方、野党第一党の立憲民主党も9月代表選に向けて4人が立候補した。日米「2プラス2」とEDD(拡大抑止協議)が開かれた。

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        • 政治月録by井芹浩文 2023年10月 岸田首相、所得税減税に踏み込む~国政補選は与党1勝1敗~

          「経済、経済、経済。私は何よりも経済に重点を置いていきます」―岸田文雄首相は10月23日の所信表明演説でこう強調した。所信表明では明言しなかったものの、首相は与党側に所得税減税の検討を指示し、一歩踏み込んだ。22日投開票の国政補欠選挙では自民党候補が1勝1敗に終わり、内閣支持率が軒並み政権発足以来の最低を記録したこともあり、早期の衆院解散の機運はしぼんできた。

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        • 政治月録by井芹浩文 2024年10月 自公惨敗、過半数割れ~立憲民主が躍進~

        • 政治月録by井芹浩文 2024年9月 自民党新総裁に石破茂氏~立憲民主党新代表は野田佳彦氏~

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        • 政治月録by井芹浩文 2024年8月 岸田首相が唐突に退陣表明~自民、立憲民主党が党首選へ~

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        • 政治月録by井芹浩文 2023年10月 岸田首相、所得税減税に踏み込む~国政補選は与党1勝1敗~

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          政治月録by井芹浩文 2023年11月 岸田首相、年内解散を断念~政務3役の辞任ドミノ、支持率急落~

          「まずは経済対策、先送りできない課題一つ一つに一意専心取り組む。それ以外のことは考えていない」―岸田文雄首相は11月9日、年内の衆院解散について記者団から問われてこう答えた。内閣支持率の低迷や相次ぐ政務3役の更迭など政権浮揚の見通しが立たず、年内解散の断念に追い込まれた形だ。16日(日本時間17日)には米サンフランシスコで1年ぶりに日中首脳会談が行われた。

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          政治月録by井芹浩文 2023年11月 岸田首相、年内解散を断念~政務3役の辞任ドミノ、支持率急落~

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          政治月録by井芹浩文 2024年6月 改正政治資金規正法が成立~党首討論、衆院解散見送り~

          「様々な課題に取り組み、結果を出すことに専念しなければならない。それ以外のことは考えていない」―与野党が激しく対立した改正政治資金規正法が6月19日成立した後、3年ぶりに開かれた党首討論で、岸田文雄首相は当面、衆院解散を見送る考えを表明した。9月の自民党総裁選での再選戦略を描けないまま通常国会は閉幕した。東京都知事選が20日に告示され、過去最多となる56人が立候補。小池百合子都知事と蓮舫氏の事実上の一騎打ちとなるとみられた。

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          政治月録by井芹浩文 2024年6月 改正政治資金規正法が成立~党首討論、衆院解散見送り~

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          政治月録by井芹浩文 2024年7月 東京都知事に小池氏3選~岸田首相は外交に全力投球~

          7月7日の東京都知事選では、現職の小池百合子氏が圧倒的多数で3選された。岸田政権は内閣支持率がさほど回復せず低空飛行が続き、岸田文雄首相はNATO(北大西洋条約機構)首脳会議への出席や太平洋・島サミットの主催など外交に全力投球した。

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          政治月録by井芹浩文 2024年7月 東京都知事に小池氏3選~岸田首相は外交に全力投球~

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          政治月録by井芹浩文 2023年12月 岸田政権、危急存亡の秋~裏金問題で安倍派4閣僚更迭~

          「捜査機関の活動内容について内閣総理大臣としてお答することは差し控えなければならないが、党として強い危機感を持って国民の信頼回復に努めなければならない」―岸田文雄首相は12月19日、東京地検特捜部が政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で自民党安倍派と二階派に対する強制捜査に入った直後にこう語った。内閣支持率はさらに低下し、岸田政権は危急存亡の秋(とき)を迎えた。

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          政治月録by井芹浩文 2023年12月 岸田政権、危急存亡の秋~裏金問題で安倍派4閣僚更迭~

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          政治月録by井芹浩文 2024年1月 安倍、二階、岸田3派閥が解散~裏金問題で岸田政権の危機深化~

          「解散についても検討している。政治の信頼回復に資するものであるならば、そうしたことも考えなければならない」―岸田文雄首相が1月18日言及した「解散」は、衆院解散でなく岸田派(宏池会)の解散についてだった。派閥解散の波は、裏金事件で立件された安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)にも及び、三派閥が解散する方針となった。内閣支持率は最低水準に低迷し、岸田政権の危機状態は深化した。

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          政治月録by井芹浩文 2024年1月 安倍、二階、岸田3派閥が解散~裏金問題で岸田政権の危機深化~

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          政治月録by井芹浩文 2024年5月 政治資金規正法改正でせめぎ合い~日中韓が4年半ぶり首脳会談~

           「政治改革の実行や経済対策など先送りできない課題に全力で取り組んでいく。それ以外のことは現在、考えていない」―岸田文雄首相は5月4日(日本時間5日)、訪問先のブラジル・サンパウロでの記者会見で当面の衆院解散を否定した。政治資金規正法改正問題をめぐっては自民党と公明党の協議が決裂し、自民党は改正案の単独提出に踏み切った。立憲民主党と国民民主党は改正案を共同提出し、与野党のせめぎ合いが激しくなった。日中韓首脳会談が27日に4年半ぶりに開かれた。

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          政治月録by井芹浩文 2024年5月 政治資金規正法改正でせめぎ合い~日中韓が4年半ぶり首脳会談~

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          政治月録by井芹浩文 2024年4月 衆院3補選で自民党全敗~岸田首相が訪米、日米同盟を強化~

           「私たちは今、歴史の転換点にいる。この揺るぎない日米関係をさらなる高みに引き上げ、次の世代に手渡そう」―岸田文雄首相は4月10日(日本時間11日)のバイデン米大統領主催の晩さん会で、日米首脳会談を踏まえて日米同盟が強化されたことを強調した。日米比の首脳会談も開かれた。28日投開票の衆院3補選では自民党が3選挙区で全敗し、立憲民主党が3勝した。

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          政治月録by井芹浩文 2024年4月 衆院3補選で自民党全敗~岸田首相が訪米、日米同盟を強化~

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          政治月録by井芹浩文 2024年2月 政倫審開催めぐり与野党攻防~旧統一教会問題が再燃~

          「あらゆる機会をとらえ、国民の信頼回復に向け、関係者に説明責任を果たしてもらわないといけない」―岸田文雄首相は2月15日、自民党が裏金問題に関して行った事情聴取の報告書を公表したのを受けて、こう発言した。野党は説明の場として政治倫理審査会の開催を求め、出席者などをめぐり与野党の攻防が展開された。盛山正仁文部科学相の旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係が新たに報道されるなど、旧統一教会問題が再燃した。

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          政治月録by井芹浩文 2024年3月 「政治とカネ」問題解明進まず~岸田政権の低空飛行続く~

          「政治資金の問題をめぐって国民に大きな政治不信を引き起こしている。心からおわびを申し上げる。党本部も命懸けで党再生に努力していきたい」―岸田文雄首相は3月16日、自民党全国幹事長会議で謝罪した。裏金問題で衆院と参院の各政治倫理審査会が開かれたが、問題解明は進まなかった。岸田内閣の支持率は低迷し、政権の低空飛行が続いた。

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          政治月録by井芹浩文 2024年3月 「政治とカネ」問題解明進まず~岸田政権の低空飛行続く~

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