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母なる文字の話

道を歩いててふと思った。 よくもまあ世の中にはこんなに多くの看板があるものだと。店の看板に道路標識、宣伝看板などなど。数えだすときりが無い。そして、たいてい何かしらの文字が様々なフォントで書いてある。 そこで気付いた。どんな看板の文字にも、この世界のどこかで誰かがそれを打ち込んだ瞬間があったのだ。ここで言う「打ち込んだ」は、「製造工程で文字が塗装されたこと」を指しておらず、「何らかのかたちで人間の手によって文字が生成されたこと」を意味している。 例えば、一時停止の標識には