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「切り口」のお話

どもども。
愛媛県西予市の堀内です。

「せいよ」だよ。覚えてくれました?

さて今日は、「切り口」のお話。
「切り口」とは何ぞや?
私は「メニュー決め」だと定義しています。

はて?

「切り口とはメニュー決めだ」と言われても、分かりにくいですよね。
料理で例えさせてください。

例えば卵があるとして、「ゆでたまご」にするか「目玉焼き」にするか「スクランブルエッグ」にするか「卵焼き」にするか。
米と組み合わせて「チャーハン」にするか「オムライス」にするか「TKG」にするか。
ひき肉と合わせて「つみれ」にするか「ハンバーグ」にするか。

生卵のまま飲み込んで、はナシよ

元は同じ卵なのに、調理次第で味も食感も変わってくる。
だからこそ、相手にとって食べやすく、おいしい形で提供したい。

つまり。
素材から、「何を作るか」を判断し、「相手が食べやすくおいしい形態」を考え、「どう調理し味付けをするか」「どの順番で提供するか」を決める
この一連の流れが「切り口」だと個人的に定義づけしています。

今日の夕飯なんにしよ


では、実例に落とし込みます。

例えば、よくある特集テーマの「空き家」。

「空き家」をテーマにした場合、どのような着眼(取材項目)が出てくるかというと……

①市内の空き家率/空き家が問題となる事例
②持ち主の思い(使ってほしい人の声/他人に使わせたくない人の声)
③撤去や改修に使える補助金
④空き家バンク
⑤空き家活用事例
⑥空き家を活用した移住定住促進

といったところでしょうか。
①~⑥の着眼(=調理素材)は、だいたいどこの自治体でも似たようなものになると思います。

この素材を前に

  • この素材、全部使う?使える?

  • 1番のメインはどれ?

  • そのメインを深堀したらつながる話題は?

  • 逆の見方は?

  • 言い換えるとどうなる?

  • くっつけたらどうなる?

  • 要約するとどうなる?

などと自問して切り口を整理していきます。

「空き家特集」の流れってだいたいどこの自治体でも似たようになるけど、見せ方や読みやすさや伝わりやすさが違うのは、切り口が違うからなんですよね。

例えば、①~⑥の中で「空き家の増加マジやばい!このままだと衛生上も安全上もよくない危険!この危機をまずは知ってほしい」がメインとなると…

こんな感じ


「今ある空き家は1つの資源」「その資源を活用している事例を取り上げることで、同じような空き家活用を促進したい!」がメインとなると…

こんな感じ

ちなみに①~⑥まで全てを取り上げるとしたら、私なら

空き家オーナーやまちの人が真似できそうな活用事例(空き家を活用して楽しそうに暮らしている人)を掲載/同ページに市内空き家率・空き家が問題となる事例もちょこっと掲載→空き家バンク・撤去改修補助金を掲載。

という順序で、4~6ページくらいにまとめるかも。

ということで「切り口」のお話、いかがだったでしょうか。
1つのテーマを深堀することで広がる特集事例と、思考の可視化も書きたかったのだけれど、それはまた次の機会にでも。

友人息子からのプレゼントかわいすぎる…

個人的な話、ただ今西予市の一大イベント実施に向けて残業続きの日々です。
イベント実施って大変なんですね…
今まで取材する側だったので実施主体になって初めてその大変さを身をもって学んでいます。

ちなみに、ダミー記事作成で久々にインデザインを触って楽しかったです。
ありがとー!

試験前ほど掃除したくなる心理よ

「第47回宇和れんげまつり」は4/29に開催します。
ぜひお越しください❣️

https://www.city.seiyo.ehime.jp/kakuka/sangyo_kensetsu/keizai_suishin/ibennto/12290.html

ではまた!