ネジれるのは文章じゃなくて、中尾彬のねじねじだけでいい。
前回、取材に行った後の情報整理に使える「マインドマップ」をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
日々の業務で使えてますでしょうか。
https://www.facebook.com/groups/647672740158767
さて、今回はマインドマップで情報を整理した後、どうやって分かりやすく文章にしていくかのお話です。
余談なのですが、うちのまち、毎年雪が積もります。
12月になると、スタッドレスタイヤに履き替えるのも恒例行事。
「え!愛媛県で雪が積もるの?」とびっくりされることが多いのですが、そうなんです、積もるんです。
雪が積もったら。
日本で唯一、「卯」の漢字が使われている「卯之町(うのまち)駅」を有する西予市にちなんで、こんなものを作っちゃいます。
うさぎの女神が、子うさぎを抱いているイメージで、この神々しさたるやもう!
卯の年を迎えるにあたって、2022年の12月に課員4人で制作しました。
なにせ、卯の年卯之町はうさぎづくしですから。
では本題。
マインドマップで情報を整理した後、どうやって分かりやすく文章にしていくかについてです。
「ねじれ文」になるの、なぁぜなあぜ?
「ねじれ文」、ご存じでしょうか。
「主語」と「述語」がかみあっていない文章のことです。
例えば…
これ、長い文章でねじれてしまうと、なかなかに悲惨。
お役所はねじれ文の宝庫
お役所って、ねじれ文の宝庫。
体感、9割がねじれ文であると感じています。
個人的に「相手に理解させないため、煙に巻くため、わざとねじれ文にしているのだろうか」と、本気で思っていたほど。
どれだけすばらしい内容が書かれていても、読みにくい文章は、読み終わるまでのハードルが高くなってしまうもの。
だからといって、有益な情報の宝庫である行政情報が読まれなくなってしまうのは、残念だし悲しすぎる。
どうにかしたいところです。
原因と解決策は?
ねじれ文が生まれる原因について、個人的には次のように分析しています。
①書き手が「主語」と「述語」を意識していない
②書き手の中では意味がつながってしまっている
③1文が長くなっている(全てを漏れなく、正しく入れ込もうとしすぎている)
④主語を省略している
でも、解決策は簡単。
原因の正反対をいけばいいのです。
①書き手が「主語」と「述語」を意識する
②書き手の頭の中で意味がつながってしまうなら、校正でチェック
→信頼できるパートナー(上司、同僚)に赤入れしてもらう
③1文を短くする
④主語を入れる
→主語が同一な場合、2文目から省いてもOK(=読み手に誤解されないため)
→けれど新たな主語の箇所は、省かず主語を入れる
特におすすめなのが ③1文を短くする こと。
やりすぎると稚拙で散漫な印象になってしまうけれど、「分かりやすさ」「読みやすさ」の面では、かなり効果的だと思います。
ぜひ、やりすぎない程度にお試しを。
結論
マインドマップで情報を整理しても、読み手にとって受け取りやすいアウトプットにならなければ、読まれない。
そして、読まれにくさの原因となるものが「ねじれ文」。
結論、ネジれていいのは中尾彬さんのねじねじだけ!
え?中尾彬さんをご存じない?
そんな若い方はこちらをチェック。
ちなみに、女優で奥さまの池波志乃さんも、お美しくてかっこいいのよー!
尼崎で会いましょう
先月、課の忘年会があった際に、隣に座ったI原さんがこのnoteを読んでくださっていることが判明し、びっくり仰天しました。
基本、「自治体広報LAB」用に書いているこの記事を、グループメンバー以外の方にも読んでもらえているだなんて、恥ずかしいやらうれしいやら。
I原さん、見てますかー☺
2024/2/17に「自治体広報LAB」のオフ会が尼崎市で開催されます。
自治体職員なら誰でも参加OK。
興味がある方は、こちらから申し込みください。
申込締切は2/3で、私も登壇予定です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf97Uv41oCr7zn-UfCnKepmKF2F-4kdd1SrbeL3Mlj8XflM_g/viewform?usp=sf_link
最後に。
能登半島地震でお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
余震が続き、安心できない日々が続いていることと思います。
寒さは大丈夫でしょうか。
温かい食事はとれていますでしょうか。
湯舟に浸かって疲れを癒したり、温かな布団で休めたりしていますでしょうか。
目に見える被害の大きさはもちろん、目に見えない心の傷も深く、大きいのではないかと心を痛めています。
当たり前の日常が失われた悲しみ、苦しみ、怒り、やるせなさは、どれほどのことでしょうか。
寄り添うことしかできませんが、常に思っています。
私たちが平成30年に西日本豪雨災害で被災したとき、寄せていただいた想いを、いま、少しでもお返しさせてください。