ヨワイ先生の言葉が心にしみる双極当事者の願い
ドラマ Shrink シュリンクー精神科医ヨワイー 第2話の中で、心配する玄さんの妹が『すっかり人が変わってしまって。」と言ったのに対して、弱井先生が『病がそうさせているだけです。大丈夫、本当の玄さんはちゃんとその奥にいますよ。」と、答えます。
この一言、沁みますね。
ひどい躁状態では、感情が高ぶり、イライラが限界を超えてしまって、玄さんが妹を意図せず突き飛ばして傷つけてしまったように、患者の周りの家族が一番、被害を受けることになります。
こうなった時、双極1型当事者の家族の中でどれほどの人が、『これは、病気のせい。」『病がそうさせているだけ。」と考えて、我慢して、優しく見守ることができるのでしょうか。
例えば、『あんなに優しかったお母さんが、気が狂ったように暴れている。」と思った時、子供は理解し難い、その状況を一体どうやって処理するのでしょうか。
一番大切な、’これは、脳の病気である’という事実をすんなりと理解できる人が、患者の周りにどれだけいるのでしょう。
玄さんの妹のような理解者がいない場合、激しい発作を起こした1型患者は、どんどん孤立していくしかないのが、実情です。
また、当然ながら、弱井先生のような精神科医が側でじっと見守ってくれることも、現実にはほぼないでしょう。
1型のリアルはこんな状況でありますが、番組の方は、幸い大変よく見られているようで、放送から20時間ほど経った九月八日十八時現在、NHK+のサイトでは
#人気の番組 の中に入り、『虎に翼」の伊藤紗里さんの出ているあさイチに次いで2番目で紹介されています。
この千載一遇の機会に、この番組が一人でも多くの視聴者の目に触れて、双極1型への理解が深まることを祈るばかりです。
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また、note内にて、「双極障害1型患者の考えること」というマガジンの中に、双極症について書いた記事をまとめています。
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