最近買ったレコード11.20.23 優河 with 魔法バンド
最近買ったレコードを1枚紹介します。
1枚目は去年発表の優河 with 魔法バンド名義では2枚目のアルバムの「言葉のない夜に」です。
このアルバムは本当に大好きで聴くたびに大学受験期間中に勉強に疲れて塾の外にあるベンチで一人寝転がりながらよく聴いていたのを思い出します。
受験終了後にレコードで手元に置いときたいなと思ってネットを探してみてもすでにプレミア価格がついていて少し手が出しにくいと思っていたところ、ついこの間再発されるという嬉しいニュースが入ってきたのでその当日に予約をしてしまいました。
このレコードを受け取りに初めて下北沢にあるjet set recordsに行ってきたのですが、jet set が配給を行っているインディーズの作品は多いらしく全然名前の聞いたことのない、イケイケな推薦文付きの気になるcdやらレコードがたくさんあって新しいアーティストを発見するにはとてもいい場所だなと思いました。
このアルバムにもクレジットされている魔法バンドには元森は生きているのメンバーの岡田拓郎さんと谷口雄さんが参加しているところも個人的にアツいポイントです。ちなみにこの二人は現在ネバヤンのサポートメンバーをやっていたりもします。
私がこのレコードについて好きなところはたくさんあるのですが、その中の一つとして、風や水といった自然の要素を感じさせるサウンドというのがあります。
近年コロナ生活の影響か、アンビエントの潮流が世界中でかなり来ているわけでありますが、それはここ日本でも例外ではなくmaya ongakuなどといったアンビエントの要素を取り入れた素晴らしいバンドが勢力を増してきているのは周知の事実でしょう。
そこで彼らの歌詞やコンセプトによく登場する「風」や「水」といった自然の要素が重視されてきているというのは間違いないと思います。
この優河のレコードでは満ち引きを繰り返す波のようなバンドアンサンブルや夜風に揺れる木々の葉を感じさせるドラムプレイ、サウンドプロダクション、そして優河の全てを包み込むように柔らかで雄弁なボーカルなど随所にその要素を感じさせる音像になっており、これらの要素一つ一つが重なり合って生み出すグルーヴは凄まじく、個々のスキルの半端なさがうかがえます。
あとはギターの音がめちゃくちゃかっこいいです。
レコードで買ってみたはもののやはりこのアルバムはミックスが立体的であったり、隅々までこだわりを感じさせるサウンドになっているのでイヤホンで聴く方が楽しいなと感じました。
夏に一度maya ongakuとのツーマンでライブを見に行ったのですが、新曲マジでカッコよかったです。今度はワンマンで。早く次のアルバムを。
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