腕に300本のリストカットを刻んだ

きっかけは妹のノートを間違えてしまい
開いたところからでした

人一倍口うるさかった妹
子供の頃は仲が悪くガミガミ言われるのが
苦手だった私は妹を避けていました。

妹に対して何の感情もなく
理解し合えない人間だと思っていた

神経質な妹はとても潔癖症で
大ざっぱな私とは真逆

いつしか私は苦手意識から
妹とは距離をとるようになりました。

ある日自分のノートと妹のノートが
一緒のもので間違えて妹のノートを
自分の物だと思い開いた事がありました。

そこにあったのは妹が大量に書いた、
思いを書き記したものでした。

文字は涙で滲み、苦しみや葛藤
リストカットの事が書いてありました。

いつも元気に見えていた妹がそんな
重く悩んでるとは思っても見なかったのです。

私たちは幼い頃から母は家を出てしまい
父子家庭で育ちました。
決して裕福ではなかったけれど
父は父なりに家族の為に朝から晩まで働いて
掃除や洗濯、料理まで妹がやっていました。

私は妹がどうしても苦手だったので
お皿洗いくらいしかやっていなかったのです。

当時私はADHDという事もあり幼少期は
自分でも考えられない行動をしていたそう。

とことん反抗期で親を困らせる事ばかり
それが悪い事だとも知らず

沢山の人に迷惑をかけてきました。

そんな中気の強いはずの妹のノートを
見てしまいリストカットをしてた事を
知り人生で初めて心が砕けるような
気持ちになったのです。

その時から全く家事をしてこなかった
私が少しずつ料理や家事を始めた

身近な人間がリストカットをしてる事を知り
私はいたたまれない気持ちになり
ふと気づいた時には辛い事がある度に
自分も剃刀を握っていた…

きっと崖っぷちになった時
胸が苦しくなった時
パンパンに膨らんだ苦しみというガスを
抜く為に切れ込みを入れて
ガス抜きをする

そんなイメージなんだと思う

こうでもしないと自分が
たもてない
壊れてしまって逃げ場がなくなって…

そうゆう気持ちから
いつの間にか辛すぎる事がある度に
リストカットをしてしまっていた…

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