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2分でわかる!地球の衛星・月について

月とは

月は地球の唯一の天然衛星であり、夜空で最も目立つ天体の一つです。以下は月についての詳細な説明です。

地球の地上から見える満月。

1. 基本情報

- 名称:月(つき、Luna)
- 半径:約1,737.4 km
- 質量:約7.35×10^22 kg
- 公転周期:約27.3日
- 自転周期:約27.3日

公転周期と自転周期が同じため、地球からは常に月の同じ面しか見る事ができない。

2. 月の構造


月の内部構造は以下のように分かれます。

地殻
平均厚さ約50 km。主に酸素、ケイ素、マグネシウム、鉄、カルシウム、アルミニウムなどの元素で構成されています。
マントル
地殻の下にあり、深さ約50 kmから1,000 kmまで広がる。
コア
半径約340 kmの鉄とニッケルで構成されるコアを持つが、地球のコアに比べて小さい。

3. 月の地形

月の表面には以下のような地形が存在します。


月の「海」と呼ばれる平原地帯。実際には水は存在せず、古代の溶岩が固まった地域です。
例として「静かの海」「豊かの海」などがあります。
クレーター
月の表面には多数のクレーターが存在し、これは隕石の衝突によるものです。
最も有名なクレーターには「ティコクレーター」があります。
山脈
月にはいくつかの山脈があり、これはクレーターの衝突や地殻の変動によるものです。

4. 月のフェーズ(相)

月は地球を公転する際にその見え方が変わり、これを「月の相」と呼びます。主な月の相は以下の通りです。

新月
月が地球と太陽の間に位置し、逆光状態の為、地球からは見えません。
上弦の月
月の右半分が見える状態。
満月
月の全体が見える状態。
下弦の月
月の左半分が見える状態。

5. 月の影響

月は地球に様々な影響を及ぼします。

潮汐力
月の引力が地球の海洋に及ぼす影響で、潮の満ち引きが生じます。
軌道安定性
月の存在は地球の自転軸の傾きを安定させ、気候の安定にも寄与しています。

6. 探査

有人探査
アポロ計画によって1969年にアメリカのアポロ11号が月面に着陸し、ニール・アームストロングが最初の一歩を踏み出しました。
無人探査
現在も多くの国が月探査機を打ち上げ、月の調査を続けています。

月は今も多くの科学者たちにとって興味深い研究対象であり、将来の有人探査計画や基地建設の候補地として注目されています。

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