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JA1EP Performance Review
全く関係ないところでプレ値化させるのやめてもらっていいですか???
ハイ、すみません。しょっぱな文句から始まってしまいました。
このシューズにおいて、昨シーズンにコート内/外共に強い話題性を持ったプレイヤーのシグネチャーだったこともあり、何の琴線に触れたか投資対象と化してしまった&日本国内では足数も大して準備していなかったのもあって、リリース毎に市場枯渇が発生している状況。
いや、やめてください。パフォーマンスモデルですよ。
別にベース価格が高い分けでもないですし、プレミアム性も高い訳でもないですよ。(今後の彼の行動でご破算にならない限りは…)
実際問題それによってどれだけゲインを得られたんですか?ぶっちゃけ大したことなかったんじゃないんでしょうか。
頼みますから、こういったモデルはおとなしく必要な人が普通に買える状態にそっとしておいてください。
話を戻します。
モデルはご存じの通り”Nike Ja 1 EP”になります…が、本当にこの件に関しては色々文句がありまして。
まずは上記通りの市場傾向に関して。
もう1点は、それは、あの圧倒的なパフォーマンスを持っていながら、キャリアにつまらないところでケチをつけて欲しくないという事。
アメリカが銃社会なことは重々承知してますし、所持してることに関して別に誰もとやかく言うことは無いでしょう。
でも、自身の影響力を見誤って、パブリックな部分で露出させてしまってトラブルが起きるのはまた別のお話ですよ。それも2回も。
スタープレイヤー故の抑制もストレスも計り知ることができません。
でも、それでもあの圧倒的パフォーマンスが見れなくなることの方が遥かに悲しいので、ぜひ反省して真摯に取り組んでもらえればなと。
はい、すみません色々暗い話から始まってしまいましたが、気を取り直しまして改めてNike Ja 1 EPです。Nikeラインに久々のシグネチャーが追加されたのは素直に喜ばしいこと。
NBAプレイヤーとしてはGiannies以降のファミリー参加。Zoom Freak 1のリリースが2019年のことでしたから、4年間新加入無しだった訳です。
(その間Jordanブランド側でZionやLuka,Tatumの加入はありましたが、Nikeラインとしては。またWNBAではE.D.Dが加入しましたね。)
Nikeの思惑としては順当にいけば次はアンソニー・デイビス辺りに与えたかったんでしょうが、セミモデルとして作った(?)Cosmic Unityがあまりに本人に履かれず、結局KobeモデルやLebron XX等を常用する形になってしまいその狙いが崩れたんでしょうかね。
そもそもシグネチャーライン採用条件がとても厳しいことで有名なNikeのシグネチャーモデルをたった4年で到達したという実績自体が素晴らしいんです。(近年少し引き下がった感じはしますが。Zionとかも超速でしたしね。)
前置きが大分長くなってしまいました。
それではさっそく見て行ってみましょう。
今回チョイスしたカラーは”Fuel”というカラーウェイ。つまり”燃料”ですね。
カラーウェイストーリを探してみてるんですけど、諸説ありすぎてどれが正しいのかわからないです。
やれ幼いころの家族とのバーベキューやら、彼が好きだったスナックやら。
彼の内なる炎をインスパイアしている、という物もありました。
おそらく「どれも」が正解でしょう。特徴的なピンクとスカイブルーのスウッシュがさわやかなカラーリング。
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■ディティール
ではまず外観から。
正直な感想としては、彼の言動・行動・性格から考えると相反する様な、大分大人しく、クラシカルさが漂う感じだなと。
イン・アウトシンメトリックなデザイン。レザーをふんだんに用いた成型、例えばトゥボックスの形状やサイドサポート等々、DunkやAJ 1 Lowの様なエッセンスを個人的には感じます。
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Kyrie 1やFreak 1もそうでしたが、1作目は粗目のメッシュ使いがちなの何なのでしょう。このあたりJordanブランドにおいては1作目から結構素材感に拘ったモデルを出しているイメージで、内部でも明確に差別化されているのかなと。
話を戻しまして、個人的に感じるのは”にしても色は少なめ”という印象。
カラーの話ではなく、シグネチャーシューズとしての特徴的な何か、というのが薄目という意味です。
まぁでも1stモデルということでどこまでセールス期待できるかも手探りと思いますので致し方ない部分なのかなと。
(…ただ、ライバル各社1stモデルを逆に豪華にして戦っている戦場なので、シェアとして一番大きなNikeが腰引け気味なのは少し気になるポイント。)
ある種炎上商法みたいになってしまって話題としてはめちゃくちゃ高まりましたが、2足目以降は純粋な彼自身とプロダクトの評価をしてもらいつつ、彼自身のニーズをふんだんに盛り込んだシューズに仕上がってくることを結構期待していたりします。
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シューターントップのラベルはカラー違い。
ヒールのアウトサイドに彼直筆の文字プリント。
色が少ないとは言いつつ、個人的にこのカラーで一番お気に入りなポイントは、このスウッシュの持つ雰囲気。
手塗りモチーフのような仕上がりになっていて、個人的にはこれが特にクラシカルさに拍車をかけている様に感じています。
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■フィット
さてさて実際の乗り心地はどうなんでしょう。
では堪能指せて頂きます。
幸運にもふと立ち寄ったショップで普通にディスプレイされていました。
しかもマイサイズオンリー。
店頭で軽く試着の上、そのまま持ち帰ってみましたができる事なら少し長めの試着時間を取れるとベターと思います。
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