Kyrie Low 5 EP Performance Review
Kyrie Lowシリーズの最後。
事の発端は皆様既にご存知の通りと思いますし、各メディアでも様々取り上げられていると思いますので割愛させて頂くとして、これがKyrie Lowシリーズの最後となってしまいました。
問題の発端が発端なだけになかなか険悪な最後となってしまい、Nikeは市場に出ているKyrieシリーズを回収するのでは?という話も上がりましたが、Nike USAでもNike Japanでも引き続いてInfinity・Low 5・Flytrap 6を今現在もラインナップしてくれているのはシンプルに消費者としてはありがたい限りです。
「作ってしまったのだから…」という在庫処理の関係なのか、はたまたKyrieへの恩情なのか。背景はわからないですが、こうして一つのシグネチャーシリーズが終息するのは本当に悲しい限りです。
プレイヤーとしては未だ尚超一流なことに変わりはなく、今期はMav'sへ移籍して早速ゴリゴリ活躍している状況ですので、1ファンとしては彼デザインのシューズの復活が、どのブランドにも拘らずで見れればなーと強く願っています。
さてさて、それは置いといて今回は冒頭にもお話した通りKyrie Lowシリーズ最後のモデル、”Nike Kyrie Low 5 EP”を見てみようと思います。
正直な話をさせて貰おうと、実はデザイン的にあまり興味を惹かれていないモデルでしたw
ちょっとずんぐりしたシルエットというか、Infinityの方がデザイン的に好みだったこともあり、対比した時にあまり魅力的に見えて無くて…。
でも現物を見れば見る程、これはこれで結構凝られたモデルでした…大変申し訳ございません…。
与太話はこの辺にして、では早速!
今回チョイスしたカラーは”Bred”。
図らずもInfinityと同じカラーになりました。というのも、前述の通りデザイン的な部分で、サイドのラウンドシェイプが余り魅力的に見えてなくて、且つ結構そこを押し出したカラーパターンが多かったのもあり、出来る限りプレーンな見た目なこのカラーがド嵌りしたという経緯があります。
■ディティール
ではまず外観から。
このサイドシルエットのぽっちゃり感がねー…とか騙されてた訳ですよ。はい。
広い範囲をカバーするアッパーで、踝のところのラインが盛り上がっている関係で、ローカットらしさというのをスポイルされている様に見えていたんですよね。
でも噛めば噛むほど味が出るというか、見慣れてくるとこのラインジワジワ格好良く見えてくる不思議。HD2015を思い出します。
改めまして、アッパーの基本はレザーのフレームにメッシュを組み合わせた物。使用されているメッシュはInfinityのアッパーに採用されていた物と恐らく同一で、結構硬めザラザラとした質感の物。剛性感結構高めの物ですね。
Infinity・Low 5シリーズのアイデンティティと言っても過言の無い”バンド”がちらり。Infinityの方は特に名称無かったと思うんですけど、Low 5におけるこのバンドは”インターロッキングバンド”と呼ぶものらしいです。
Infinityの様にシューズ全周を周っている訳では無く、Low 5ではトゥのアウトサイド側と土踏まず部分の限定的利用になっています。
デザイン的な欲を言うなら、このバンド部分のフィニッシュをInfinity同様にパイソンパターンにして欲しかった…。(求めすぎ)
個人的なフェチポイントはこのヒール。
ヒールカウンター等は一切無し。
ヒール下部をレザーで覆うだけ・上部はリブ付きのメッシュだけでのシンプルな構成に、ワインポイントでタグがちらっと見えているこのシンプルさが溜まらないです。
ヒールラインも切り落としでは無く、ヒール形状に合わせてシェイプされているのもシルエット的に良いです。
■フィット
では早速堪能させて貰います。
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