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Fresh Foam BB V1 Performance Review

ディティール買い!!!

New Balanceはこういう最新パフォーマンスモデル x クラシックデザインの組み合わせをバンバンやってくれるから好き!!!
伝統的なデザインをブランドが大切にしているのが良く伝わるなーと。

というか、自分の中では今だにNew Balance=アスレティックブランドという認識がないんですよね。
人間工学に基づいた実生活における”立つ・歩く”を足元から支える矯正靴由来のフットウェアメーカーという認識で、質実剛健な商品開発を強みにしているブランドという認識。
また圧倒的な作り込み・拘りから高価格帯のラインナップが多いイメージ。
故にどちらかというハイブランドというのが自分の中の認識。

バスケットカテゴリーのシューズも決してお値段可愛い訳ではないですからね…。
でもこう言ったハイテクxローテクやられるとグラッと…。

はい、与太話はこの辺にして、今回は”New Balance Fresh Foam BB V1”を見てみようと思います。

もう、素晴らしいの一言。
オリジナルは”The ハイテクシューズ”と呼べる出立で、フューズ系のメッシュアッパーメインなのですが、このカラーだけはキャンバス!
そこに組み合わされるベージュレザーとネイビーのラバーの組み合わせがなんとも言えないクラシカルさを醸し出しています!

■ディティール

ではではまず外観から!
なんでしょう、なんと言えば良いでしょう。
90年代に売ってても違和感の無いこのディティール。素晴らしすぎます。

通常モデルのスタイリングも決して悪いという事はないんですが、パフォーマンスモデルらしいシンプルな潔さというか、メッシュ地に縁取りのNロゴが有るのみなのに対して、このカラーだけは縫い付けによるロゴだったり、そもそも構築の仕方からクラシック。

トゥボックス周り立体整形だって現代仕様の方が遥かに簡単な筈なのに、敢えてオールドスクールなパーツ切り出しによって形成されてますし、アッパーデザインも縫い合わせ。

そこに組み合わされるこの配色の狡さ。たまらない。
また、伝統的なミッドカットシルエットなのがまた良い味。

ヒール周りも現代版と同じデザインの筈なのにこのルックス。
配色の狡さ。狡さ。

■フィット

さてさてこんな可愛・狡いシューズのパフォーマンスを見てみようと思います。

まずはラスト。
実は初回試着以降色々調べてたんですけど、グローバルで2E以外見つからなかったんですよね。勿論国内も。
まさか2E以外のラストが存在しているとは…。(自分もそっちの方が良かった…。)

話を戻しましてサイズ感。
基本的には他のNBシューズのサイズを基本として考えて貰って大丈夫そうです…が、少しだけ他のモデルに比べて縦が長めに感じます。
横幅はちょうど良い感じ。ただ、高さ方向にほんの少し余裕有り。(これもあって少し縦方向に余裕を感じやすいのかもしれません。)
基本的にはマイサイズから試着を開始して貰い、ソックス2枚やインソールの組み合わせ、幅を見てハーフダウンまで様子を見て貰えると満足度の高いチョイスが出来るかと。

外見こそクラシックですが中身は現代。

構造はアッパー+ハーフスリーブの現行トレンドの組み合わせ。
アッパー内側に補強層入り。
故にアッパーの装飾仕様も有りますが、これによって場所によって3層・4層の豪華レイヤー仕上げです。

ヒールパッド周りも現代…というより現行の中でも豪華寄りの仕様で、独立形状のパッドが入っています。
またこのパッド部分は他部分のクッションより硬めの物が使われており、しっかり踵を抑え込んでくれます。

全て貫通式のレースホール。通常版はナイロン混合のシューレースですが、このカラーだけ拘りのコットンシューレースが使われており、且つ少し広めのシューレース。
一回テンションを掛けると緩み辛いのも高ポイント。

■ソールフィール

続いてソールフィール。

インソールは、流石だし相変わらずだしなOrtholite製。
少し厚めで、コシのある低反発という感じでプニプニ。

底材にはクッション1枚。

お待ちかねのミッドソール。
フォームはフルレングスのFresh Foam Xという素材。
バスケットボールシューズでは初採用の素材。

質感的は、個人的にはReactに親しいと感じていて、浅いレベルだと柔らかいんですが深くなるにつれてコシがかなり出る感触。
”跳ね返る”という感触では無く沈み込んで安定していくというフィーリングで、不安無く&ショックはすべて往なされつつ、フロアフィールも掴みやすいとても良い塩梅。
Fuel Cellはかなり吸収寄りのフォーム特性で、これが過剰に感じていた方にはまさにベストソリューションになると思います。
こちらの方が速く・跳べると思います。

アウトサイド側はアッパー部分までフォームを巻き上げて足を押さえ付けており、かなりの溢れ止め効果を発揮。
またフォーム部分にブレ防止のラバー素材も入っており、切り返しの安定性も高め。

アウトソールは全面的に歪んだサークル状のパターン。
なんかどことなくFlight Vっぽさも感じられつつ。(イボないけど)

トラクション能力はかなり優秀と言えるかと。
実はこれ購入したの結構前で冬場もガンガン履いてたのですが、ホコリ浮いてるフロアでも2ポゼッションくらいは何ら不安無く踏んでいけるトラクション力でした。
今の時期は寧ろ少し過剰に止まるくらいに。

■重量

最後に重量。
25.5㎝で375g。

最近のモデルの中では一般的〜ちょい重めくらい、仕上り考えれば納得かなと。
とはいえ先日見たLuka 2 Sと同重量なので、構成考えると大分頑張っているかなと。(26cm/375g)

通常モデル比どれくらい重たいんでしょう。
このカラーが素敵すぎて眼中になかった…。

■Over All

ということで、以下に評価してみようと思います。
フィット … 8/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 7/10
クッション … 9/10
コスパ … 8/10
-----------------
ALL … 41/50

冗談抜きで仕上りの良い1足。
New BalanceというとマレーによるTwo Wxyだったりカワイの影響が強く、通常ラインにおけるフラグシップのこのモデルにあまりフォーカス当てられていない印象なんですが、正直この仕上りはビビりました。
個人的には文句なしの逸品。皆様の評価が高いのが頷けます。

これで小売価格18,700円。昨今全てにおいて基本的に値上がりもあり、この価格は妥当と呼べるかと。もしセールでゲットできたら更にコスパお化けになります。

すでにモデル末期で次作が出ていることも有り、今から入手は難しいところかもしれませんが、見かけたら1度試してみて頂けると結構感動できるかもしれません。
また、まだ現物見れていないですけどv2に嫌が上でも期待値高まります。

ぜひぜひ見かけた際はトライしてみてください。



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